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年下の男子。天。

⇧こちらの作品の続編です。

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……あるスタジオ…周りのスタッフから
異様な光景を見るような目で見られる…

〇〇:あはは…
(スタジオ隅のパイプ椅子に座る)

…なぜ俺がこんな状態かと言うと……
それは3日前まで遡る……

……3日前…。
〇〇宅にて…。

山崎:〇〇…

〇〇:ん?どうした?

山崎:ごめんね…?

〇〇:いいんだよ?
お仕事なんだからしょうがないよ😁

山崎:うぅ…ごめん…😭
(〇〇に抱きつく)

〇〇:ヨシヨシ…(天の頭を撫でる)

…実を言うとゴールデンウィークに
〇〇は有給を取ったのだが…
天の方に急な仕事が入ってしまった…

山崎:ごめんぅ…😭😭
(大号泣)

…そのせいで大泣きなのだ…(笑)

〇〇:大丈夫!家で美味しいご飯作って
待ってるからね!

山崎:う、うん…!俺、頑張るね!

〇〇:おう!頑張れよ!

プルルルッ…(天の携帯が鳴る)

山崎:ちょっとごめんね?

〇〇:いいよ?出てきな?

山崎:うん!…ポチッ……(電話に出る)
はいもしもし。

マネ:明後日の撮影は変わりないので
●●駅の□□スタジオにお願いします。

山崎:わかりました……
それよりマネージャーさん。

マネ:はい、なんですか?

山崎:明後日の現場に
俺の恋人連れてきていいですか?

マネ:はい?(聞き直す)

山崎:明後日の現場に恋人連れてきても
いいですか?って聞いてるんですけど。

マネ:いや、ダメでしょ。

山崎:わかりました。じゃあその仕事
俺断るんで。

マネ:それは流石に無理があるよ。

山崎:俺だってゴールデンウィークぐらい
恋人と過ごしたいんですよ!

……数十分後…

〇〇:大丈夫か?

山崎:ううん?大丈夫だよ?😃

〇〇:あはは……
心)目、笑ってないんですけども。)

山崎:ねぇ!明後日さ!
〇〇お休みだよね?

〇〇:うんそうだよ?

山崎:じ、じゃあさ。
俺の仕事現場来ない?

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……そして現在に至る…目の前で撮影を
している天…すっごいかっこいい…

それと、流石に周りの"誰君?"の空気に俺は席を立ち自販機で水を買いに行く…

〇〇:ふぅ…かっこよかったけど…
ちょっとえっちだったなぁ…

……ピッ…(自販機のボタンを押す)

??:あの…

〇〇:は、はいっ!

マネ:山崎天さんのマネージャーです。

〇〇:すみません…お仕事の邪魔ですよね

マネ:気にしないでください。
それに、私達は感謝してるんです
貴方と付き合い始める前はいつも
心ここにあらずみたいな様子でした
けど、貴方と付き合ってから
姿に言葉に心が宿り始めたんです!
本当にありがとうございます!
(深々と頭を下げる)

〇〇:…俺の方こそ…これからも山崎天を
よろしくお願いします!!
(深々と頭を下げる )

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…天が撮影をしているスタジオに戻る…

山崎:〇〇どこ行ってたの?

〇〇:えっと…飲み物を買いにさ?
(天からの圧を感じる動揺する〇〇)

山崎:本当は他のモデルさんとかの
撮影、見に行ってたんだろ!!
(怒鳴る)

……現場が凍りつく…

〇〇:ほ、本当だって。

山崎:嫌な予感はしてた……
正直、連れてきたくなかったのに。

〇〇:ご、ごめん…

山崎:なんで謝んの?
謝るってことはそゆことだよね?

〇〇:違うって、

マネ:〇〇さんの言ってることは
正しいですよ。〇〇さんはさっきまで
私と自販機の前で話してたんです。

山崎:ふーん。早く帰ろ。
(納得してないご様子。)
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……山崎宅に帰宅。

〇〇:ふぅ…ただいま〜。

山崎:っ……
(無言)

〇〇:ん?どうしたの?
(後ろを向き聞く)

山崎:ごめん。

〇〇:何も謝ることないよ?(苦笑)

山崎:ううん…ある。
俺、〇〇が取られそうで嫌だった

〇〇:へ?
(思い当たることが無い様子)

山崎:スタジオにいた女性スタッフ
みんな〇〇のこと見てたじゃん。

〇〇:あれは、"場違いな奴が来た"
みたいな感じで見られただけだって(笑)

山崎:違う…だって俺以内にも
スタジオ内にモデルいたでしょ?

〇〇:あ〜そういえばいたね(笑)

山崎:その女性に言われたんだ…
"天くんの彼氏さんかっこいいね"って。

〇〇:っ……//
(ニヤつく)

山崎:キモっ。

〇〇:え……

山崎:俺以外の人から褒められて
ニヤつくなよ。

〇〇:だからって"キモ"はないだろ?

山崎:……〇〇は俺の物だろ?!

〇〇:話変えんなよッ。

山崎:それはごめん…け、けどさ
〇〇は俺だけの人じゃないの?!
俺には…〇…〇〇しかいないのに…😭
(号泣する)

〇〇:っ…(何も言わず天を抱きしめる)

山崎:俺すっごい嫌だった…グスッ
〇〇を他の人に取られたくない…っ…
途中〇〇がどっか行った時さ…
もう自分の元へ戻って来ない気がして…
もうどこにも行かないでよ…っ。😭
(〇〇の胸で号泣する)

〇〇:大丈夫だから…天の傍から
俺も絶対に離れないから。

山崎:絶対だからなっ。

〇〇:絶対だよ😁
(優しく微笑む)

山崎:その笑顔ズルい…//

〇〇:俺の必殺技だから😁

山崎:んぅ…//
(〇〇に体を預ける)

〇〇:おぉ!どうした?
(天を支える)

山崎:疲れた"ぁ"…このままベッドに
連れてって?(上目遣い)

〇〇:わ、わかった…//

…天をお姫様抱っこして…
ベッドまで連れて行く…

山崎:ん〜ありがと〜。
(ベッドに寝っ転がる)

〇〇:いえいえ。お疲れ様です😁

山崎:んぅ〜好きっ。//

……ガバッ…(〇〇を押し倒す)

〇〇:ちょっとぉ、天?
(呆れた声で言う)

山崎:いっぱい嫉妬したから…
埋め合わせしてよっ。

〇〇:ふふっ。
今日はマジで寝かさねぇから

山崎:今日"も"の間違えでしょ?

……そのあと二人は翌朝まで
愛し合っていたそうな。
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……終わり。

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