「雨のち晴れ」

わたしは、雨が嫌いという人が嫌だ
雨がなければ、わたしたちが口にする食料は育たないというのに。

空は曇り、陽は隠れ、雨が空から降ってくる。
お腹が空いた、美味しい
座りすぎた、少し歩きたい

今日も職場で窮屈な思いを、行きたくない
華やかな楽しさに、静けさの虚しさに
君がいてわたしがいて、わたしがいて、わたしはいない。

君との帰り道、雨が降ってきた
あと数分で駅に着くというのに

ずっと雨が降っていればいいのに
雨が少し好きになれた

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