見出し画像

MyNewExp.アメリカ人の買い物で通訳する

友人から「車を査定して下取りしてもらい、中古車に買い替えたいんだが、私達家族は誰も日本語が話せない。店員さんから「トラブル防止のために通訳者を連れてきて(Google翻訳ではなくて。)」と言われた。頼むから来てくれないか?」との依頼を受諾。

昔、父の転勤のため家族でヨーロッパに住んだ時に同じことが発生し、当時親切な隣人たちに助けられたことを思い出しました。相手は違うが時をこえた恩返しになるなあ。善の循環って大事だよな。と、役不足の懸念を伝えつつ承諾。

学び「通訳してもらいやすい話し方のコツ」は、ちゃんとある。

時々海外から来た野球選手のヒーローインタビューで、長々と選手は語っているのに通訳の日本語が短くて「それだけ?!絶対もっとなんかいいこと言ってたでしょ?!」と思ったことのある人は少なくないはずです。

お店で同じことが起きました。査定額が不満であることとその理由を店員さんに伝えたら、
「いや〜そうは言われましてもねお客さん。だってこれがこうで、あれがああなんですよ?しかも前回はこうだったし、市場はこうなんです。というかそもそも‥」長い。めっちゃ長い。

それに対して私の通訳「結論は、申し訳ないが査定額はこれ以上あげられないとのこと。理由はいくつかあります。まず一つ目。‥」。紆余曲折的な話し方はスキル不足でできませんので、どうしてもこうなる。30秒です。

友人家族の反応は「彼はこの10分間そんなことをしゃべってたんか?!crazy!」

同行した旦那さんがすぐさま、自らのスマホでGoogle翻訳を使い、「You are ku-re-i-jii!!」と店員さんに画面を見せながら語気を強めました。
それを見た同行中の娘さんは「Hey dad,それはkatakanaといって英語そのものなんだよ〜」と後ろからそっと教えてました。
あんた読めるんかい!こんなへっぽこ通訳いります??\( ˆoˆ )/
みたいな小話もはさみつつ、全員で一時間半後アー夜景が綺麗な時間だね‥とへとへとでお店を後にしたのでした。

帰宅して考えたこと

言ったことを「きちんと」通訳してもらいたいシーンや、まだ言いたいことが構造的にまとまっていない人が話す時は、通訳をこまめにはさむこと。

そのために
話す側が心がけること

・結論を先に言う→通訳をはさむ
・理由をひとつずつ小分けに伝える→小分けに通訳して相手に話の構造化を委ねる

通訳する側が心がけること
・通訳に慣れてないから、できれば上の話し方をしてほしいと依頼する。
・それでも自由な母国語で話す側は話が長くなりがちなので、メモしながらきく。かつ「ちょっとここまで」と区切る。

ちなみに交渉は決裂し、この日の結論は「別のお店「B社」に行く」でした。
結論出たのは良かったが。
翌日私は発熱しまして、今眠れなくてこの記事を書いてます。まあこれは子供の風邪がうつったんだと思いますが。
次いつあるかわからないときのための教訓としての記録でした。
B社に呼ばれたりして‥まあそうなったらI will do my best to be helpfulなだけですね。

---
当日、子供の習い事の待ち時間中にこの本を何度も音読しました。
買い物シーンには使いませんでしたが、受験英語では学ばない生活感あふれる口語表現が多いです。「センテンスをシールに書いて、その表現を使う家電などに貼り、そのシーンがくるたびに子供達に向かって発話する」を繰り返した結果、表現のバリエーションは確実にアップしました。
ちなみにCDは使ったことありません。なので買うならメルカリやAmazonのユーズドなどでCDなしでもいいかも。

いいなと思ったら応援しよう!