アラサーの韓国留学～早速の洗礼②～

2023年3月15日 10:12

第１章　早速の洗礼②🙏

【前回のあらすじ】
韓国に留学に来て１週間、足に20か所以上の虫刺されが！
猛烈な痒みに襲われて、恐る恐る薬局の門を叩く。

近所に薬局らしきお店を発見し、そっとドアを開けた。
「オソオセヨ～！（いらっしゃいませ）」
白衣を着たおじさんが優しそうに声をかけてくれた。

私が外国人であることをすぐに察した店主は、
「何かお探しですか？」とゆっくりとした韓国語で聞いてくれた。

「虫に刺されたので、かゆみ止めの薬をください」
そう言いたかったが、韓国語にまだ自信がない私はすぐに単語が出てこず、
すぐにジェスチャーに切り換える。
何か所も虫に刺されはれ上がっている足を見せたあと、お店にある「蚊」の絵が描いてある薬を見つけて指をさした。

「あ～、虫刺されね。これがいいよ（韓国語で）」

と、薬を出してくれた。
簡単に買えた😂
外国で、一人で、かゆみ止めが買えた🙌
それだけで、大きな自信を得たようだった。

かゆみ止めを買って家に帰り、早速塗ってみた。
一瞬、かゆみが止まったような気がしたが、それもわずかで
すぐにまた猛烈なかゆみに襲われた。

そして、それまで小さな点だった虫さされが、どんどん腫れていき１０円玉くらいの大きさまで大きくなっていた。

しかし、もっと困ったことにこの虫刺されは毎日増えていくのだった。

朝起きると昨日までなかった箇所に新たな赤い斑点が出来て、
それが１日かけて１０円玉くらいになっていく…

気が付くと、両足合わせて３０か所以上の虫刺されがあった。

毎晩痒すぎて寝れないし、日中も痒すぎて勉強に集中できない😂
熱を持っているので、家では氷水を当てて痒みをごまかしていた。

私はこの虫刺されをずっと蚊だと思っていた。
日本では蚊くらいにしか刺されたことがなかったから。

でも、おかしい。
部屋では蚊を見たことがないし……

そう思って、韓国に長年住む方に相談してみたら、

「ダニだね」

とあっさりとした一言😭

「だ、ダニですか？😨」

「そうそう、ダニ。お布団洗った？」

「お布団？いや、洗ってないです。最初から布団が付いていましたが、留学会社の方が、『お布団洗ってます』と言っていたので」

「あ～～～でも、それ洗っているけど数か月前に洗ったってことかもよ。
最初にちゃんと洗わないとね～」

ダニでしたか～～～～～～！😱😱😱

そう、ダニだったみたいです。日中は見えないところにいて、夜になると壁とか天井から降りてきて刺すんだとか。
怖すぎです（笑）

この事実を知った私は、すぐに講じれるだけ策を講じた。

①コインランドリーに行き、布団と枕カバーを速攻洗濯
②スーパーでダニ対策商品を爆買い
③留学会社に連絡して、害虫駆除業者を手配してもらう

コインランドリーも何が書いてあるかわからず、ダニ対策商品もどんなものがあるのか、そもそも韓国語でダニってなんだろう？とか色々とわからないことばかりだったが、調べ、片言で人に聞き、何とかやり切った。

人間、本当にこのままではまずいと思うと、それを解決するためにものすごいパワーで乗り越えていくんだなと改めて思った。

外国だろうと、どこだろうと。
言葉が通じないとか、恥ずかしいとか、わからないとか言っている場合ではなく、必死で伝える。

文法とか関係なく、片言でもジャスチャーでも英語でも、もはや日本語でも何とかして伝えようとする。

そして、それを何とかわかろうとして、助けてくれる方達がたくさんいた。

早速の洗礼だったけど、早速強くなった気がした。

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