私はあなたの娘 #6

デイサービス初日。
朝にスタッフさんが、車で家までお迎えに来てくれました。
お迎えがくることに、なんだか嬉しそうな反応のマミー。そんな姿に安心して送り出しました。

仕事中に、初日で問題を起こして、施設から緊急連絡が入らないか少しドキドキしながら過ごした記憶があります。
自分の親ですが、まるで、我が子たちが初めて小学校に行った日と同じ気持ちでした。
帰宅してすぐに、「今日はどうだった?楽しかった?」「ランチは何食べた?美味しかった?」と親を質問攻め。
ジジは煙たそうに、「別に大したことしてないし、飯も美味くはない」と。
マミーは「色んな人がいてね、何を言ってるかわからない人とか、ずっと見てくる人がいたよ。食事はね、不味くはないけど、あなたのご飯がいいね。」と。
はぁー。取り敢えず、もう行きたくないと言われないだけ良かった。

両親が帰ってくると、施設から連絡帳にその日の様子を記入して貰うので、内容をチェックし、母の次回の荷物を用意。ジジは認知症の症状はなかったので自分で用意してました。

今思えば、施設に入所する前は、毎朝コインランドリーに通い、ジジと長男、自分の洗濯をしたり、1階のトイレ掃除、階段の掃除をしていましたが、あの頃から家事が出来なくなっていたような。

私は、家族の食事を作ったり、食材やキッチン周りの生活用品の買い出し以外の家事は、生活エリアが別々で、他の家族もいるので、全く気にもとめていませんでした。
小学生と高校生の子どもたちの世話もあり、毎日がただ忙しなく過ぎていく感じで生きていました。


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