空気を読む社会は言語が影響している
我々日本が空気を読む社会と言われてますが、当然我々の文化・歴史が影響しており、それって言語体系から影響していると思ってます。
例えば、下記日本語を英訳してみると
つながり ⇒ connection
寄り添い ⇒ providing support
となりますが、どちらも英訳がしっくりこないと思います。つながりという意味は、物理的な物の繋がりだけでなく、人と人・人と人以外・今と未来過去・自分と他社など対象や時系列を超えた精神的なつながりを持った言葉だと我々日本人は理解しますが、どうしても英語にするとconnectionという直接的物質的な繋がるという意味しか取れないですよね。
寄り添いという言葉も、精神的にも肉体的にも近づいて、どちらかが一方的に助けるわけでなくお互いが近づきながら、少しだけ前に進む意味があると思いますが、、、説明が難しいですね。
辞書で調べても「物理的または感情的に他人に近づき支えたり共感したりする行為」とありますがしっくりきませんね。寄り添いは寄り添いで理解するしかなく、本や漫画、テレビ、会話をしながらこの言葉の意味を理解してきたんだと思います。
これら二つの意味をとっても、「つながり」「よりそい」という言葉は英語だと物質的直接的な意味を持つ英語に対して、日本語は精神的抽象的な意味を持っており、こういった言語で日々会話する我々は、抽象的な共同感覚を持っており、それが「世間体」というものを構成していると思ってます。
世間体を気にしすぎるなとか、自分の意志が大事とよく言われますが、そもそも世間体を構成するのが当たり前の文化と言語体系を持っているので、無理やりそれに反することをすると上手くいかないですよね。
こういった言葉はまだまだたくさんありますし、言葉から見えてくる我々日本人の特徴があるのでまた深堀してみたいと思います。
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