分子栄養学〜低血糖と副腎疲労
1月から学び始めた分子栄養学でずっと謎だった副腎疲労と低血糖の機序が少しだけ理解が進んだ。
今日は、知識の定着も兼ねてアウトプットしたい。
疲れやすくて元気が出ないのは、ミトコンドリアでエネルギー産生ができていないから。
ミトコンドリア機能低下の原因は、ミトコンドリアの原料となる糖代謝が悪いから。
グルコースは細胞内で、解糖系→TCA回路→電子伝達系と合成が進んで、エネルギーを作る。
しかし、インスリンの効きが悪かったり、ビタミンやミネラルの不足や、炎症や酸化ストレスがあると、一連の流れがうまくいかず、エネルギーがチョットしか作れない。
その時、エネルギー不足=ストレスを感じ、副腎のコルチゾールが、糖新生スイッチを押す。すると、肝臓にためられたグリコーゲンがアラニンという酵素タンパクを介して、糖に変換される。これがタンパク異化である。
そうなると、本来のタンパク質の機能が落ちてしまう。食べ物の消化、代謝や合成、栄養素の運搬、ホルモンの受容体、免疫、エネルギー産生もタンパク質を介して(酸化的リン酸化)行われることから、低タンパクになるとこれらの機能が全て低下してしまう。
糖代謝が悪い→エネルギー不足ストレス→コルチゾールON→糖新生→低タンパク
このループにより、コルチゾールが出る臓器である副腎が疲弊してしまう。これが副腎疲労である。
どのように対処したら良いか。それは、
・ミトコンドリア機能を上げる→運動、食物繊維
・低血糖を治すこと→捕食をとる
・低タンパクを治すこと→消化酵素の摂取
・インスリン抵抗性の改善→運動
これらに加えて、細胞膜の成分である脂質も、体に害のあるものは避ける。過剰なリノール酸(サラダ油や市販の揚げ物、スナック)や、トランス脂肪酸である。
栄養吸収の土台である腸内環境のために、リーキーガットの原因になるグルテンやカゼインを避ける。
甲状腺ホルモンや、コルチゾールの概日リズムを整えるため、早寝早起きの習慣をつくる。朝活動することで、夜間のメラトニン合成を促し、コルチゾールの日内変動を正常化する。
結局は、昔ながらの生活習慣なのである。
私は中学時代にきつい陸上部に入っていて、ずっときつくてやめたかった。毎日朝練と、夕方は30〜50キロ走る。走る途中に、みぞおちがひどく痛くなって治らない。ストレスで胃が痛んでたのかもしれない。休日に友達と遊んでいて、途中で頭痛がして治らない。今思えば、低血糖だったんだろう。
やりたくない運動がストレスで、補食もせずに走っていたためか。コルチゾールが過剰に分泌して、タンパク異化が亢進したのか。運動をしないとすぐに太る。糖の代謝は当時から悪くなっていたんだろう。
高校に入り、違う部活に入ったものの、中学からの経験の差で、着いていけず自信を失う。勉強しかないと打ち込んでも、希望の大学には行けずに、親にも反対され、浪人生活に。
その浪人生活と同時に、過食嘔吐が始まった。初めて親元を出て、何を目指せばいいかわからない気持ちと、どこにも行けずお金を稼げない人生になったらどうしようという焦りと、周囲と比べて見栄を張ったり人より優れていようとする狡猾さと。
神戸に住みたいとか、英語がしたいとか、やりたいと思ったことが、できないまま、それでも周りからわがままだと言われて、どんどん自信を失って。
希望してなかった大学で、周りと馴染めずに、それでもバイト先でできた友達のことも、自分の不安定さが原因で失うことになって。
やはり人からはみ出したくなくて、人より劣っていると思い込んでいる自分を、証明してしまったら自分には何も残らないような気がして、人に安心して言える仕事を選んだ。
その仕事でも、結局は周りとぶつかって、認められたいとかバカにされたくない思いで、感情や行動が捩れて、信頼とか喜びとか作れないままで、過食嘔吐はやめられないまま、17年もたった。
過食嘔吐は、分子栄養学を知ったくらいでは治らなかった。だけど、たまたまYouTubeで見つけたぼる塾さんと言うお笑い芸人さんに、とても励まされた。楽しくおいしく食事を囲んで、たわいもないことや時に深い話をする動画に、私の中の美の価値観が変わっていった。
笑顔が可愛くて美しくてとっても魅力的なのである。頭の回転も良くてとても周囲に配慮されているところを見て、とても励まされたし、なにより、価値観が変わった。
そんなこともあり、少しづつ元気になりつつある。長くなったけど、副腎疲労と低血糖については、以上です。
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