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【何の根拠もないシリーズ】昭和37年に覚書が交わされたというデマ

※全ての内容に対して誰にでも確認できるソースを用意しています
※「良い」「悪い」という話ではありません

コメントにこのような投稿がありました。

資料を元に検証します。

◾️全く根拠がない

このコメントにはなんの根拠もなく、何一つとして論拠が明示されていません。
文中のリンク先も確認しましたが、こちらも同じように根拠のない妄想によるお気持ち表明が書き連ねられているだけでした。
「自分で書いた全く根拠のない記事を根拠だと提示する」という理解不能な行動を取っています。

◾️存在しない「昭和37年7月の覚書」

「香川用水誌」「インフラ整備70年講演会」に、昭和37年7月の部会についての記録が残されています。

昭和37年7月14日の「第一回吉野川総合開計画部会」では、早明浦ダム開発を進めるにあたり、各県の条件を調整する際の基本的な事項が決議されました

1)吉野川の開 発は本四連絡橋とは切り離して考える

2)当面、建設省の早明浦ダム計画に絞って検討することとし、四国の産業開発に伴って祖谷川、銅山川の開 発も進める

3)吉野川の開発に当たっては、歴史的な背景に考慮し、徳島県民の感情を十分尊重する。建設費についてもあまり徳島県に負担をかけないよう関係県は努力する

香川用水誌 P196,197より引用

昭和 37 年 7 月に開催され た第 1 回吉野川総合開発部会において、建設費についてもあまり徳島県に負担をかけないように関 係県は努力すること等が決議され、徳島県に対する配慮が伺える。

令和4年10月19日
インフラ整備70年講演会より引用

これは記録に基づいた事実なのですが、昭和37年7月に行われたのは「徳島県にあまり負担をかけないよう関係県は努力する」という決議です。

「徳島県の負担を軽減するという覚書」など交わされていません。

◾️「昭和39年に香川が覆した」

例によって何の根拠も存在していませんし、「どのような内容をどのように覆したのか」すら分かりません。
そもそもですが「負担を軽減するという覚書を交わしていた」自体がデマである以上、存在しない覚書が覆される事はありません。

妄想に基づいた妄想です。

◾️「昭和41年の合意が徳島の反対で破綻した」

またまた何の根拠も明示されておらず、仕方ないので私が少し調べてみましたが、この主張が証明できるような公的な記録を見つける事は出来ませんでした。

昭和41年に事業計画が徳島の抗議で破綻していたならば、その時点で計画はストップしている筈ですが、そのような記録もありません。

四国社会資本アーカイブスより

これが真実なら「徳島が早明浦ダムの開発計画を感情論で一方的に破綻させた」という事になってしまいますが…

◾️結論:妄想です

① 根拠が何もない
 妄想と願望を積み重ねているだけであり、なんの根拠もありません

② 話を理解できていない
 現実「建設費についてもあまり徳島県に負担をかけないよう関係県は努力する」
  ↓↓↓
 デマ「徳島の負担を軽減するという覚書を交わしていた」

基本的な知識が無い上に、認知が狂っています。願望は現実ではありません。

③ 何を言っているのか自分でも理解していない

「覚書を交わしていたのに覆した」というデマで香川を非難しているのにも関わらず、「徳島県が昭和41年の合意を感情論で一方的に破綻させた(覆した)」事を得意げにアピールしています。

自分が何を言っているのかを理解しておらず、論理破綻している事に気づいてすらいません。

ここまで支離滅裂ですと、「わざと矛盾する発言を繰り返すことにより、徳島県民に対するヘイトを煽っているのではないか?」とすら思えます。
根拠のない妄想ではなく、

「昭和37年に覚書が交わされた証拠」「香川が覆した証拠」「徳島が反対して破綻させた証拠」
最低限この3つを用意して下さい。


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