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清明節にシルクロードへ行った 後編(张掖)
旅も4日目、嘉峪关から高速列車で张掖駅まで移動してきた我々は「甘粛張掖国家地質公園」に向かうことになっていたが、メンバーの一人が下痢でトイレに行きたいと言う。駅のトイレで用を足せば良いのだが、あまりきれいではないので我慢するとのこと。わかる!これが我々日本人の最大の弱点だと私は考えている。きれいなトイレに慣れきってしまった我々日本人に海外のトイレはちと厳しいことが多い。汚いトイレでするくらいなら我慢したい気持ちはよくわかる。しかし果たして彼は本当に我慢出来るのか。目的地までは40分もかかる。私なら無理だ。そもそも駅に着いてこれから移動だというタイミングでみんなに下痢でトイレに行きたいと吐露することは、すでに相当切羽詰まっている状態に違いないのだ。今まさに括約筋が大活躍していることだろう。私がどれだけ心配していたか彼は知らない。移動のバスに乗り、目を瞑って黙している彼を見てるとこちらにも緊張が伝播してくる。せっかくの豪華なバスなのに全然落ち着かない。40分後、目的地には着いた。しかしながらトイレまではまだしばらく歩く必要がある。大丈夫か?私ならもう全部漏らしてズボンを洗う羽目になっていよう。漸く、トイレに着いた。そのトイレはきれいな洋式トイレがたくさんあり、心から安堵した。私もそこで必要以上に用を足した。中国は観光地のトイレ革命を進めており、トイレの清潔さは国家の定める観光地の等級に影響する要素となっている。ありがとう、トイレ革命。余談だが、こちらのトイレの扉に洋式トイレはpotty toilet、和式はsquat toiletとの表記があり、なるほど和式はスクワットの動作だと納得。
身軽になったところで地質公園に入場する。七彩丹霞と呼ばれる赤、白、薄緑の層から成る岩山が見える範囲全体に広がっている。絶景ポイントは7箇所ほどあり、2時間以上かけて歩いてまわる。最初のview pointからの景色は「すげ〜」とか言いながらもあまり感動はしていなかったのだが、その後は絶景続きだった。
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ガイドさんは彼女のしもべである
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この色鮮やかな渓谷はジュラ紀とか白亜紀がどうとか説明はあったがよくは理解出来なかった。百聞は一見にしかず、実際に見ることは素晴らしい。来てよかった。トイレもきれいでよかった。
最後の訪問地は张掖の大仏寺である。1098年、西夏(1038年-1227年)の時代に建立されたということで、2024-1038=926年前です。日本は平安時代。すごいですね。大仏といえば莫高窟で37㍍の立像大仏を拝観したが、更に大仏を拝むとは。
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この中に大仏様が居られます でも中は撮影禁止
さあ、入ってみるとそこには巨大な涅槃像がいらっしゃいます。撮影禁止なので下の写真は資料館のCG画像を写真撮りました。とは言え中国人観光客は写真撮ってましたね。
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ワットポーの涅槃像は46㍍
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この広い空港に飛行機はこの一機だけ
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砂漠しかないと思いきや風力発電の風車がたくさん立ってます
こんな感じの充実の清明節でした。Jさんがしっかりとした計画を立ててくれたおかげで何も心配することなく、素敵な仲間と楽しく過ごせて幸せな気持ちになりました。
これで今回の旅行記は終了です。
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