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日本は、世界一の対外資産を持っているのに、なぜ「金持ち国」の実感が無いのか?それは、第二次大戦後の米ドル基軸体制下では、国際決済は米ドルで行われてきました。輸入代金をドルで払い、輸出代金もドルで受け取り、よって黒字もドルで貯まります。つまり、日本の対外資産は外貨、主に米ドルで貯まっています。 財務省資料には円換算して書かれてますが、諸外国の資産や負債も基本的にドル建てです。つまり、日本の資産も実際は、3兆ドル以上の外貨であり、これは海外に投資されているのです。

よってそれは、ほとんど海外で使われ、海外で消費や投資がされるので、恩恵を受けられるのは海外の人達であって、いくら稼いでも日本人は円で受け取れないので、恩恵が無いのです。

悲しいことに、世界一の純資産を持っているのに、それを政府が民間にお金を借りていることを言い訳に、全く国民に還元しないので、国が借金まみれだと勘違いしている状態なのです。それでは世界一の純資産国の実感などわくわけがない。

これを、無理やり例えれば、米ドル外貨預金をたんまり持っている金持ち父さんが、海外には、豪邸をかまえ、高級車やプライベートジェットも買い、気前よく現地妻を何人もかかえ豪遊するくせに、日本では、外貨を円に変えないため、家の中には円預金が入って来ず、「お母さんに借金してて金が使えない」というわけのわからない言い訳をするアホ親父のせいで、その家の子にひもじい思いをさせ、子供が家を貧乏だと思い込むようなものなのですね。




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