奥平悠佑

物理や教育、政治や今の日本の社会についての考えを投稿します。

奥平悠佑

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最近の記事

日本の文系の人気の陰り

 ここでいう文系の人気とは、文系の進路をとる人が多いか多くないかの問題ではなく、文系の評論家や専門家の、”説明の民主化”への失敗である、と考える。  文系の評論家の話は、専門用語を共通認識のように立て続けに放つ人が多いように思う。私自身は理系であるが、理系の専門用語には1語1語それを作った人の膨大な仕事量が込められていることが多い。だから、説明の途中で解説を入れたり、匂わせるいうことをしたりする。昨今の文系用語は、作っている側も仕事量を込めて作った専門用語であるであろう言葉で

    • 心臓の寿命と人の意識の寿命

       私が最近考えているのは心臓を若返らすことが可能ならば人の意識の寿命は大幅に伸びるのではないかという仮説である。  私は過敏性腸症候群という病気にかかっていた時があったが、その時の心拍運動の形式と今現在過敏性腸症候群がとれた状態の心拍運動の形式から鑑みて心理形式的な変化がこの二つの状態の間にあることがわかる。  心理は心臓の拍動と関係する。悲しみの心音や喜びの心音である。  心理は無限を表現可能な性質ゆえに液体的な無限の表現と相通ずるところがあるように感じる。すなわち、心理と

      • 情熱が社会的評価へ、主導権の行方(目に見えない苦楽)

         情熱を受け取った人は主導権が大きくなります。託された人の分を返さないと失望されます。返すと信頼されます。社会的評価とは、この情熱の加点方式なのです。したがって、社会的評価の度合いで主導権の長さは分類できます。  私は、自分は主導権の長さは大中小の「小」に分類されると感じている今日この頃です。主導権の長さは人それぞれですが、この一瞬に自分のすべてを込めることが求められる今。自分を冷静に見る一つの物差しになればよいかなと思います。

        • 託す(目に見えない苦楽)

           集団でテーマを決めて話し合っているとき、自分はそのテーマについて知識不足や実力不足と感じる際に、より実力のある人に自分の主導権を託す形をとります。これが集団における話し合いでリーダー格が1人、自然と生まれる現象をうまく説明します。  自分の分の主導権を託すとは、現実でどういう行為なのでしょうか。リーダー格の話を特に熱心に聞いたり、その内容について考えたり、自分に話が振られたらリーダー格の人物の話を膨らませたり、つないだりします。  託されたリーダー格の人物に変化が生じます。

        日本の文系の人気の陰り

          主導権(目に見えない苦楽)

           周りに人がいる、つまり自分が集団の中にいる状態を考えます。友人同士で適当にしゃべっているとグループがいくつかできては消え、また、その規模が大きくなったり小さくなったりします。いろいろな話題が個々の頭に浮かぶ中で、一番初めに誰かが切り出し、話になる。  ここで、話す人、聞く人、聞きながら考え始める人がいる。集団の中で人が喋るときの意識、それはどこにありどこへと向かうのか。それはあたかも自分の意識が話まりの人に順番に映ってゆき、自分が何かタイミングよくアクションを起こすというま

          主導権(目に見えない苦楽)

          自民党の政治と金の問題の考え方の例

           政治家がお金の管理をちゃんとできていないのは事実です。しかし、批判する側の国民には自分でお金の管理をできない人もいます。つまり、自分でできもしない人の意見を政治家は生かすことができましょうや。  つまり国民の意見には、お金の管理ができる人の意見とお金の管理ができない人の意見があると考えて政治に意見を反映すべきでしょう。  この意見の区別の基準は、人それぞれなれど一定の線引き効果を与えます。ややこしく考えるとどうせこじれるので大まかな答えを狙いに行くつもりで議論を進めるべきで

          自民党の政治と金の問題の考え方の例

          表現する(芸者論と背後霊)

           役者さんは、基本的にこの背後霊を宿したうえで、座り方や立ち方、歩き方、走り方を実際に練習して造り上げる創造的なことをするわけです。この基本動作の繰り返しが大切です。その背後霊に耐えうる動きができるのかと確認するわけです。  大切なことなので断っておきますが、背後霊は基本的に人の形ではない場合が多いです。

          表現する(芸者論と背後霊)

          演じる(芸者論と背後霊)

           ドラマのラストマンの大泉洋さんは、触れることができない光の剣です。大河ドラマのどうする家康の松山ケンイチさんはひねくれものの猿楽師です。上記2例は大泉さんと松山さんの背後霊的なメタファーです。  人は演じるとき、精神的な、ある種もやがかった形を自分の中に思い宿します。これを私は、背後霊と呼んでいます。もっと日常的な表現を好むなら精神でしょう。大泉さんと松山さんはそれぞれの背後霊を宿した状態で身振りを交えたり、動作したりします。これを演技と呼びます。  ここで、背後霊は霊です

          演じる(芸者論と背後霊)

          行動原理がもたらすもの(偉人の行動原理)

           毎日を充実させるという行動原理は、その人を輝かせます。それにより周りの人も自分に引き寄せられます。つまり、よい現象が波及するわけです。この結果与えられるのが偉人の称号だと思います。  つまり、偉人という言葉はおまけであり、人を高みに登らせるものこそ毎日が充実していることなのです。

          行動原理がもたらすもの(偉人の行動原理)

          行動原理(偉人の行動原理)

           人の尊敬を集める人の行動の背景に、唯一の共通点があります。それは、毎日を充実させるということです。  毎日を充実させることは難しいことです。いやなことは山積みであり、やらなければならないことは悩ましいほどあるからです。  また、偉人が偉人と判断されるのは死んだ後なので、それまでは中途結果です。  よって、偉人はこの事実を知っている前提で死んだ後に偉人と呼ばれてもうれしくないと考えるでしょう。つまり、自分の気持ち良いことをしたいわけです。  よって、気持ちの良いことをするため

          行動原理(偉人の行動原理)

          newspicksの先崎先生の議論に対する感想

           ネット番組(10分程度)に先崎先生がご出演されていました。  彼は、今ある現代はある一人の独裁者を仮定したら、その人によって支配されているのではないか。という話でした。  私は、これに対しておもったのが、その支配者の気持ちとはなにか。その支配者は何を思い、何をなそうとしているのか。ここに正義はあるのかと考えました。支配者は往々にして道を踏み外します。政治のリーダーはその最たるものです。では、支配者が道を間違えなかったら、どうなるか。人々は安心安全に生活を送ることができます。

          newspicksの先崎先生の議論に対する感想

          負の感情システム(負の感情)

           何かをしたいと欲求すること、それには常に打算的心理が働く。これに対して、何かをやってみたいと欲求することは、好奇心である。  負の感情代表、打算的心理くん。打算的心理は理解しようとすることに意味がある。半面、理解して意味がないものだ。つまり捉えられないものだけど捉えたいと欲するのだ。  アンチ負の感情代表、好奇心くん。好奇心は強力な感情で打算的心理の働かない世界で縦横無尽に走り回ることに似ている。それが可能である。  好奇心を持つためには、何ができるのか。結局のところ、何も

          負の感情システム(負の感情)

          感情(負の感情)

           勘定に入れるという言葉がある。先の展開を予想して、計算することだ。打算的心理は人の心を支配する。いや、人の子こそのものかもしれないときもある。自分が特になるからする。もしくは何となくしたほうが良い。もしくはやってみたいという好奇心が自分を動かす。  打算的心理が感情とかかわりを持つのだ。  好奇心は打算的ではない。だから、勘定に入れるという言葉に合わない。

          感情(負の感情)

          上には上がいる(負の感情)

           私はランキング表の一位の人物の名を確認し、彼を見た。なんであいつはいつも自分よりも上なのか。上戸は何だろうか。でも、上なんだ。かっこよく、優しく、スリムで好奇心があり。自分ではかないっこない。

          上には上がいる(負の感情)

          ある一つの歌(負の感情)

           アーティストのスガシカオさんの名曲「progress」。私は大好きでたまに聴きます。この曲のワンフレーズ "僕らは位置について 横一列でスタートきった つまづいているあいつのことを見て 本当はしめしめと思っていた"。この部分は人の負の感情を考えるきっかけを与えてくれます。  この陸上競技はおそらく短距離走であろう。運動会のけたたましい音楽とハートが緊張でバクバクする様子、そして、ついに順番がやってきたあの記憶。スタートのピストル音とともに自分の中の何かが爆発した。一人また一

          ある一つの歌(負の感情)

          将来の話(日本の成長力を産み出した日本人という存在)

           日本人の強さとは人のプラスの価値を発見することであるのでないか。つまり、日本人はマイナスの価値が少ないのではないか。私たちが見る世界は価値のプラスマイナスである。  マイナスの価値とは、なにか。哲学的な特徴を持った、人の悲しさ、影、孤独であろう。世界を曇らす何か、であろう。  プラスの価値とは、人からの賛美、懸命さ、目標、理念、心理的理解であろう。世界を照らす何か、なのであろう。  

          将来の話(日本の成長力を産み出した日本人という存在)