日本の文系の人気の陰り
ここでいう文系の人気とは、文系の進路をとる人が多いか多くないかの問題ではなく、文系の評論家や専門家の、”説明の民主化”への失敗である、と考える。
文系の評論家の話は、専門用語を共通認識のように立て続けに放つ人が多いように思う。私自身は理系であるが、理系の専門用語には1語1語それを作った人の膨大な仕事量が込められていることが多い。だから、説明の途中で解説を入れたり、匂わせるいうことをしたりする。昨今の文系用語は、作っている側も仕事量を込めて作った専門用語であるであろう言葉で