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事業説明➁:ビットバンク

こんにちは、セレスIR 担当です。今回は、セレスが23.6%出資する持分法適用関連会社のビットバンク株式会社についてお話しいたします。

セレスの暗号資産関連の子会社は、事業説明①で取り上げたマーキュリーもあるため、ビットバンクとのすみ分けについてもご説明します。
また、国内のデジタルアセット市場への機関投資家や事業会社の参入が、海外市場と比べて遅れている現状に対応する取り組みについても触れたいと思います!


セレスは、2017年7月にビットバンク株式会社を持分法適用関連会社にしました。
以前、ご説明したマーキュリーの事業説明の記事でも触れていますが、セレスが暗号資産のビジネスを手掛けているのは、ポイント経済圏とブロックチェーンからなる「トークンエコノミー(代用通貨経済圏)」を創造し、社会経済活動の活性化をはかるプラットフォームとなることを目指しているからです。
マーキュリーの事業説明はこちらから!

セレスでは、主力ビジネスである「モッピー」のポイントを一種の仮想通貨(トークン)であると定義しています。このトークンは、ビットバンクやマーキュリーで取り扱うビットコインなどの暗号資産(トークン)やブロックチェーン技術と非常に親和性が高いと考えております。

ビットバンク株式会社は、暗号資産取引所である「bitbank」と、公式オウンドメディア「ビットバンクプラス」を運営しています。

「bitbank」は国内最大級の暗号資産取引所で、取扱通貨は9月7日に追加したレンダートークン(RNDT)を含め、全31種類の暗号資産を取り扱っています。
2023年9月7日 リリース
https://ssl4.eir-parts.net/doc/3696/tdnet/2335576/00.pdf


■ ビットバンクとマーキュリーのすみ分け

「bitbank」は、国内の取引所の中で、取り扱う暗号資産の種類の多さと取引量においてトップクラスの地位を誇っています。特に、アルトコイン(ビットコイン以外の通貨)の取り扱いにおいて、国内市場でのシェアは6割以上を占め、国内で圧倒的ナンバーワンの地位を築いています。

その一方で、マーキュリーは2021年2月17日に正式に暗号資産交換業者としての登録を完了した後発の企業です。そのため、bitbankや他の取引所とは異なる特徴で市場にアプローチしています。マーキュリーは「ステーキング」という要素を特に強調し、これを前面に出しています。

■ 機関投資家や事業会社が、国内デジタルアセット市場へ参入しやすい環境を構築するためのbitbankの取り組み

北米を中心に、デジタルアセット関連のファンドやカストディ事業、市場指数などが登場し、ビットコインをはじめとする暗号資産が本格的なアセットクラスとして認知されています。世界的には、機関投資家が相次いでデジタルアセット市場へ参入し、2021年にはアメリカで初めてビットコイン先物ETFが上場し、コインベースなどの暗号資産交換業者がナスダック上場するなど、投資環境がさらに整備されました。また、今年6月には、世界最大級の資産運用会社であるブラックロック社がビットコイン現物ETFを米国証券取引委員会(SEC)に申請しました。

しかし一方で、日本国内のデジタルアセット市場においては、個人投資家は増加していますが、機関投資家や事業会社の参入は目立っていません。この背後には、いくつかの要因がありますが、その中で最も大きなものは「信頼性のあるデジタルアセットの保管会社が存在しないこと」という点です。

このような業界全体の課題を解決するため、デジタルアセットの保管と管理における専門知識を持つビットバンクと、カストディ事業において国内随一のノウハウやネットワークを持つ三井住友トラスト・ホールディングス社が共同で日本デジタルアセットトラスト準備株式会社(JADAT)を設立しました。
2022年5月24日リリース
https://media.ceres-inc.jp/news/2022/05/20220524.pdf

デジタルアセットを安全に保管・管理する機能を果たすことで、国内の機関投資家や事業会社がデジタルアセット市場に参入しやすい環境整備を進めようとしています。

2022年12月期 決算説明資料 P.49 より

機関投資家や事業会社が安定的に暗号資産の取引に参加する環境が整えば、日々の取引量が増加し、現在のような暗号資産価格の乱高下が軽減され、より多くの人々が安心して暗号資産取引に参加できるようになるものと考えています。

今回は以上です。
最後まで読んでいただき誠にありがとうございました。
また次回もよろしくお願いいたします!


■ 決算関連資料のリンク


■ セレスの事業についての動画

ひねけんさんの動画
今年6月に公認会計士ひねけんさんの株式投資チャンネルでセレス事業についてご解説いただいた動画です。30分の動画ですが、再生位置を選んで視聴することもできます。ぜひご参考になさってください!

■ セレスIRサイト
https://ceres-inc.jp/ir/

■ セレスサステナビリティサイト
https://ceres-inc.jp/csr/

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