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妙高市議選レポート2023年7月【北陸の選挙ウォッチャー】

7月9日告示、7月16日投票で妙高市議選が行われました。
僕の記憶では、妙高は新潟県の南西部の温泉やスキー場などのある観光地でした。過去形なのは40年程行った事がないからです。
僕は子供の頃、毎年妙高高原へ親に連れられスキー場へ行っていました。そして温泉街もあり、冬は観光客やスキー客で栄えた町で、夜は飲み屋街もあり、とても賑わっていました。そこへ行くのが毎年の恒例になっていて、妙高は僕にとってはとても楽しい場所だったのです。ある時から行かなくなり、長い年月が過ぎました。
ただ、今はどのような状態なのか全く知りません。
今回は選挙の取材に行きましたが、僕にとっては40年ぶりの妙高です。子どもの頃は妙高に行くたびにスキーを楽しみ、夜は温泉に入り、帰りには笹飴、笹団子をお土産に買っていました。
僕の幼いころの記憶は、妙高と言えば、スキー場、温泉、笹団子としっかりと僕の心に刻まれている思い出の多い場所です。
選挙の取材もそうですが、40年ぶりの妙高はどのように変わっているのか、大変興味があります。
妙高市は金沢から車で北陸自動車道を使って大体2時間ほどの場所です。

新潟県西部、長野と接する妙高市

妙高市の問題はなんといっても人口減少問題です。地方部はどこでも同じ問題を抱えていますが、妙高市はそれが急速に進んでいます。
2000年の人口が40,000人で、2010年が35,000人、2020年が30,000人と10年ごとに5,000人ずつ減り続け、今年2023年には29,000人にまで減ってしまいました。このままでは2080年には一人もいなくなる計算です。(そんなことはないと思いますが)
1クラス40人として、10年ごとの同窓会で5人ずつ旧友が亡くなっていくという、そんな状態です。そして同窓会は行われなくなるという、あまりにも悲しすぎる現実。。

人口が減っていき消滅の恐れがあるのに未来都市の看板

そんな妙高市役所の入り口には『未来都市妙高』の文字。
猿の惑星のエンディングのように人類がいなくなって猿が地球を征服するという未来都市が待っているのなら、あまりにもシュールです。。
この問題を打開するために今回の市議選は重要です。10年で5,000人減るとして、市議の任期4年ならその4年のうちに2,000人減る計算です。人口減少は避けられないとしても、減り方を鈍化させることができるか、どのようにそれに対する政策を打つかが今回の選挙の争点ではないでしょうか?
忘れてはならないことは、妙高は昔はとても栄えていたんです。観光客をどのように呼び込むか、若者が働く場所、子育てしやすい町、高齢者の暮らしやすい町、、、数え上げたらきりがありませんが、どこに重点を置いて対策をしていくかが大切です。


2023年の立候補者

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