『雪国』ゆかりの地と柱状節理@清津峡

 2023.5.13(土)に越後湯沢に行ってきました.
 注目ポイントは,川端康成の『雪国』ゆかりの地であることと,清津峡にある柱状節理です.柱状節理は岩石にできた六角形の割れ目のことです.溶岩やマグマが冷えて固まるときにできる特徴的なものです.

越後湯沢駅周辺の散策

 清津峡行のバスは越後湯沢駅から出るのですが,本数は少ないです.バスが来るまでの間に越後湯沢駅周辺を散策しました.

『雪国』の石碑


 写真は主水公園にある川端康成『雪国』の石碑です.石碑には

国境の長いトンネルを抜けると雪国であった.夜の底が白くなった.

という『雪国』の一節が刻まれています.石碑のトンネルは,石碑の後方にある谷川連峰を貫く清水トンネルを指しています.勾配を抑えるためにトンネルは地中でループし,その構造が珍しい様です.関東側の出口にあたる土合駅も有名な場所です.土合駅は地下深くにあり,日本一のモグラ駅と呼ばれています.次に新潟に来るときは鉄道を使おうかな(今回は長岡まで高速バスに乗りました).
 次に,湯沢高原パノラマパークに行きました.スキー場をロープウェイで登っていきます.谷川岳のオキノ耳,巻機山が見えました.巻機山を見るのは初めてかも...沢にはまだしっかり雪が残っています.この雪のおかげで高山植物の天下となるのですね.

オキノ耳(谷川岳)
巻機山

清津峡

 いよいよ越後湯沢駅からバスに乗り,清水峡へ向かいます.降りるバス停は「清津峡入り口」.さらに30分ほど歩き目的の清津峡渓谷トンネルに到着しました.道路に沿って流れる清津川にはとても澄んだ水が流れています.

清津峡渓谷トンネル入り口
清津川

 トンネルの中は場所によって異なる色のライプアップがされています.3つの展望台があり,清津川と柱状節理が見えます.展望台からはお目当ての「柱状節理」が見えました!!地球科学の教科書では必ず載っているものを実際に見られるのは嬉しいです.鉱物の種類と違って私でもすぐ分かるぞ(笑).岩石鉱物学分野の人に怒られそうだな...また,各展望台はアートになっています.

展望台から見える柱状節理
トンネルの中の様子
展望台
展望台

 最後の展望台です.床の水は湧水を使っています.床自体が下に凸になっているため,左右の端を通ることで最小限の濡れで展望台の先に行けるようになっています.逆光で人がシルエットになるのがカッコイイですね.

最後の展望台

最後に

 念願の柱状節理が見られて嬉しかったです.ライトアップや謎のアートに注目する人が多かった印象ですが...
 今回は越後湯沢駅周辺の観光地を見て回りました.次行くとしたら

  • 土合駅&清水トンネル

  • 谷川岳登山

  • 巻機山登山

に行きたい!行きたい場所が増えてしまいました.新潟観光の困らないですね.ブログには載せませんでしたが,海鮮・日本酒もおいしかったです.

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