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こころコロコロ

常に動き回り、変化し続け、止まることを知らず、掴み所のない自分の心。

「こころ」の語源はコロコロ変わるところにあるというお話には、
まさにピッタリな代物。

1日に八億四千回も(それくらいたくさん)動き回ると教えられる心の動きは、
とても全て追うことはできないし、
発見できないこともあるし、
観察できても、不可解で規則性も
見出せないことも多々あるのだが、
一つ知らされてきたことがある。それは、


目的を見失っているときは心に元気がないことが多く、逆に目的を意識できているときは心が元気であることが多い、ということだ。


日々生活を送っていると、
気付かぬうちに本来重要ではないことが
頭を占めて、いつの間にか目的が
隅に追いやられてしまうことがある。
こんな時には疲れが溜まり、
嫌な気分になってしまう。
惑業苦にハマってしまっているのかもしれない。

このままでは悪循環で、どうしようもないのだが、心に光がさすタイミングがある。

それは、聴聞やご著書の拝読、お勤めや仏法讃嘆のご縁に触れ、集中した時。

それまで忘れていた、
これ以外ない、これ以上ない目的
(頭の中には存在し続けてはいるのだけれど)
を求める素晴らしさ、重大性が思い出されて、
とっても元気が出てくるのだ。
もっと求道しなければ、一歩でも先へ、と。

もちろんこの副産物のために仏法を聞いているわけではないのだけれど
(そうなってしまったら怖い)、
どう生きるかにおいても、目的の存在が重大であることが、身に沁みる。

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