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【超短編小説】 足跡

ふと振り返る。

これまでの足跡を。

何となく流されて、

いつの間にか、ここに来た。

良いこともあった。

悪いこともあった。

でも、それは全部、私にとって大切なこと。

この日のために用意されたシナリオ。

次に進むための試練。

また、今日から新しい一歩が始まる。

これまでとは違ったことが動き出そうとしている。

だから、絶対に忘れない。

地面にくっきりと残した

この足跡を。