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嗚呼…「私」っていうヤツは面倒

ヘッダーの画像を見て、少し前を向ける気がする。
画像を使用させていただき感謝します。


町の小さな障害児が通う事業所に勤めている。

小さい中では、人間関係のいざこざが日々絶えない。
正直…しんどいなと思う。誰かが誰かの悪口を言う事が日々無くならない。
そして、誰かを攻撃してる時というのは、子供の支援内容に厚みを持たない。
「療育の質が下がる…」と日々危惧している。

協力し合い、保育士も看護師もリハビリもリスペクトし合う関係を作ることをしたいけれど、まあ上手くはいかない。

みんながプライドを持っている。
みんな価値観が違う。
みんな仕事へのモチベーションなんて様々。
報酬、自己実現、社会貢献…

自分の理想なんてヤツは、この世の中において1%の人が理解してくれたら100点だと思う反面、なぜわかってもらえてないのか…なんて考えたりする。

力を合わせて、叡智を結集させたいなんて思ったところで、それを望まない人も多くいる。個人プレーがメインになっている実情がある。

そこにいたくないから、私はいつも知らず知らずのうちに、早歩きをしてしまう。
そして、後ろを振り返ると、1人になっている。

そんな自分がいつも嫌で、変えたくて…。
もっと人と理解し合いたいのだが、自分の信念が邪魔をする。

信念は時々厄介だ…。


人の言う事なんて気にしないでいたいけど、なかなかそうもいかない。

「頑張り過ぎてる」「貴方にそこまで、誰も期待してない」と言われると、ああ、またやってしまったんだなと思う…。もちろん、相手はこちらを思ってくれての事だ。わかっている。

もっと力を抜いてゆるゆるとやりたいのに、もっとみんなの力を借りたいのにな。

せめて、言いたいことはハッキリ面と向かって伝えて欲しいが、周り回って誰かから言われるのは、なんとも気持ちがモヤモヤする。

「そんな風に言うなら貴方達ももっとちゃんとやろうよ…」

と心がつぶやくうちは、きっと私は成長出来ないんだろう。

もう少し、もう少し…
呼吸を鎮めて…
鼻息荒くならず…

「私」とは、面倒だ。なんて扱いにくいのだろう。
いや、そもそも「私」は扱えないのかも…。

「私よ…どうか優しく、どうか静かに、どうか素直になっておくれ。」

願っても、祈っても、「私」は変わらない。

信念は変えたくないとどこかで何かが叫ぶ。

「頑張らなくていい。」は、「私」をもう少し労り、冷静になってという事。

肩の力を抜いて、アイスコーヒーを。
少しの深呼吸を。

面倒な「私」よ。

頑張らないけど、あきらめないよ。

いや?あきらめも肝心?

頑張ったっていいじゃん…
あれ?結局ここに戻る。笑

嗚呼、「私」よ。めんどくさいぞー。
もっと柔らかくなりたまえ。

よし。
優里を聞こう。

「頑張らなくていい」と言われると正直戸惑う。

優里が「頑張ろう、頑張ろう、頑張れー」と歌う。頑張っていいよねと思う。

この「頑張れ」は、私の今の心の声を受け止めてくれる。「うん。もう少しだけ頑張る」と思う。

がんばろー、ガンバロー、頑張れ。



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