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今までで一番やさしい声で「おかあさん、産んでくれてありがとう」と言えました

いいこってどんな子?
息子にそんな本を先日読んで、
自分自身にも問いかけた。

いい子ってどんな子?

置かれた環境の中で
大丈夫じゃなくても大丈夫、と言い、
辛くても逃げずに頑張ることを続ける子…

わたしはそんな子だったかもしれない

逃げちゃいけない
どうにか乗り越えなければいけない
他の選択肢はないなんて
思って、
苦しいのに力を抜けず、
休みたいのに、
一度休んだらもう次はないなんて思って、
泣きたいのに思いっきり泣けず
少し泣いてまたすぐ切り替えては
前を向いていた。

それから何十年も経って。。

今はそれがいい子だとは思わない。

置かれた場所の土が自分に合わなかったり、
日光が欲しいのに、そこが日光が当たらない場所ならば、自分を輝かせられる場所へ移らないと。
植物は歩けないから、土が合わなかったり光がなければそのまま枯れてしまうけれど、、
私には足がある。
自分の思いのまま、動くことが出来る。
今の場所でうまくいかない場合は、
別の場所に移って、
新しい場所で、新しい方法で
新しい経験を積み、花を咲かすことだってある。

場所を移すこと、
今と違うことを始めるということは
してもいい じゃなく、
そうすべき時もあるんだ。

それは弱さじゃない。
必要なときだって、
その方が良いときだってあるんだ。

悩んでいる時はその選択が
わたしはやっぱり弱いから、、とか、
これは逃げちゃったのかな、、とか、、
これでいいのか、後悔しないのか、、?
なんて
たくさんたくさん苦しみ、もがき
考えて考えて考える。。

こんなに弱い自分は生きていて良いのか
生きる意味はあるのか
生まれてきてよかったのか

そんなことも考える。

でも、
逃げることも時には必要だし
逃げないといけない時もある。
いろんなことを考えながら もがきながら
傷つきながら、あたためながら。

生きる。

大丈夫だ。苦しいということは
もうじゅうぶんに頑張ってるから。
溢れそうな時はわんわん泣いてもいい。
向き合ったしるしだ。
困らせたくないなんて思わないで
それが困るんだよ。
心許せる人に話していいんだ

今はそう思える。

生きていいんだ
生きたい
産んでくれてありがとう

そう思える出来事やきっかけは
人によって違うと思うけれど

わたしの言葉が
そのひとつになれたなら
こんな幸せはないなあ

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