【読書日記】 「CONTACT ART 原田マハの名画鑑賞術」を読む
「確か同じタイトルの番組がWOWOWで放送されていたなあ」「WOWOWは契約していないから、見たくても見れなかったんだ」と、待望の書籍を読みました。
第一刷:2022年10月25日
発行元:株式会社 幻冬社
著者:原田 マハ
内容:アート小説の大家が日本全国の美術館を巡り至宝とコンタクト。
モネ、ルソー、セザンヌ、ウオーホル、東山魁夷、草間彌生――。
古今東西の今見るべき名画を厳選し徹底解説。(amazonより)
美しい本!
原田マハさんの本はどれも表紙が素敵ですが、この本の表紙も美しい。
そして、その中もさらに美しいのです。
マハさんが日本の美術館を訪ねて、絵画にCONTACTしていくという流れが本全体を通して伝わってきます。
各章の最初に、メインとなる絵画の写真があり、じっくりと見入ったあとで、スーッと本文に入っていくという流れが心地よいのです。
他にも絵画が掲載されており、全てカラーです。
私は、美術関係の本を読む時に、必ず絵画がカラー写真で掲載されているものを選びます。白黒掲載の本もありますが、私の想像力・知識では本物の絵画をイメージしにくいからです。
そのため、全てカラーのこの本は本当にありがたいのです。ページをめくるのがワクワクします。
マハさんが絵画にCONTACTされる様子がよく伝わってくる
「絵画は友だち」「美術館へ友だちに会いにいく」という感覚だとおっしゃるマハさん。その心があちこちから伝わってきました。
各章ごとに、友だちである絵画に会いに行き、そこで絵画とやりとりをし、館長さんに絵画にまつわるお話を聞き、最後に、絵画から受けたメッセージを書いておられます。
そのメッセージが非常にいいのです。
マハさんとその絵画との体験からじっくりと紡ぎ出されたメッセージ。私もこんなメッセージを受け取りたいなあと思いました。
さあ、美術館へ行こう!
この本は、全て国内の美術館の絵画が紹介されています。そして、ジャンルも様々。
そのため、私の興味の幅が広がりました。
これまで素通りしていた分野にも立ち寄ってみたくなりました。
さあ、美術館へ行こう!
わたしなりのCONTACTをしに・・・
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