【アート日記】 1泊2日東京アート巡りの旅をした
12月末、1泊2日で東京に行きました。
恒例の、東京アート巡りの旅です。
1日目は上野の森美術館、国立西洋美術館
2日目はアーティゾン美術館、東京都庁、SOMPO美術館
一つ一つの場所が、それぞれに盛りだくさんでした。
私は絵画や彫刻といったアート作品とともに、建築物を見ることも好きで、どっぷりと「アートに浸る」のです。
発見、驚き、感嘆、感動・・・の連続で頭いっぱい、胸いっぱいでした。
1 上野の森美術館
こちらでは、「モネ 連作の情景」を見ました。
ネットで、連日混雑しているという情報を得ていましたが、この日は年末の平日。それでも、かなりの人でした。
全てがモネの作品で、国内外40館以上から厳選したもの。「印象派のモネ」としてよく知る作品だけでなく、それ以前のものもありました。「これがモネ?」と思うものもあり、モネの再発見でした。
ロンドンのウオータールー橋を、時間を変えて描いた連作は素敵でした。モネが、一つの橋を見続け、描き続けた、その姿を想像しました。
2 国立西洋美術館
企画展「パリ ポンピドーセンター キュビズム展 美の革命」、「もうひとつの19世紀 ブーグロー、ミレイとアカデミーの画家たち」、常設展を見ました。
最近キュビズムに関心を持ち始めました。ピカソとブラックしか知らなかったのですが、多くのアーティストが刺激を与え合い、繋がっていたことを知りました。
もうひとつの企画展はこちら。
19世紀といえば印象派をイメージしますが、一方でアカデミー画家たちの存在も
もちろんありました。美術の新しい主義がどんどん生まれる中で、その変化の影響も受けながら、アカデミックな絵を描き続けていたのですね。
そして、常設展。
3 アーティゾン美術館
アーティゾン美術館は、私が最も好きな美術館です。
美術館の造りや一つ一つのアイテムのデザインが魅力的です。
それらをじっくり見なががら歩いたり、立ち止まってぼーっと見つめたりします。
アーティゾン美術館では「マリー・ローランサンー時代をうつす眼」を見ました。
「マリー・ローランサンー時代をうつす眼」を見ました。
随分以前にパリのオランジュリー美術館で、多くのマリー・ローランサンの作品を見て、その優しい雰囲気にうっとりしたことがあります。
今回は、マリー・ローランサンという人物の歴史、作品の変遷をじっくり見ることができました。
常設展もいつもながら存在感があります。
4 SOMPO美術館
以前から行きたかった美術館。
今回は「ゴッホと静物画 伝統から革新へ」を見に行きました。
今回のアート巡りで、最も混雑していた美術館です。
私は、作品を見るときには、空いているところから見るようにしているのですが、ここは空いているところがないという状況でした。
ゴッホのあの「ひまわり」の前では、スタッフが「立ち止まらないでください」「間を空けないでください」と何度も声掛けをされていました。こんなことはひさしぶりです。
ゴッホはいろいろなものを題材にし、静物画を描いていたのですね。
代表作しか知らないときにはわからなかった再発見です。
ゴッホの生涯は短く、苦しいことが多かったようです。
しかし、ゴッホは、先人の影響を受け、その後の画家たちに確かな影響を与えています。そういったことがよくわかる展覧会でした。
5 東京都庁
ようやく念願の東京都庁へ行くことができました。
世界の丹下健三設計。
素晴らしい。
どうしたら、こんなに巨大な建物を作ることができるのだろう。
心が洗われる、素敵なアート巡りでした。
素晴らしいものがたくさんあるんだな、本物はやはり重みがある、ということを実感しました。
最後になりましたが、アーティゾン美術館隣に建設中の建物が、ずいぶん高くなってきました。
建設中の壁には、新進アーティストの作品が描かれていました。
工事の看板を見ると、この建物の中に美術館?が入るように受け取りました。
アーティゾン美術館のすぐ隣に美術館?
どんな?
また、楽しみがひとつ増えました。
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