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新聞記事「ダウン症の娘 成長を見守る道場」を読む

2024年2月17日(土)の朝日新聞朝刊のスポーツ欄。
スポーツ×障害児療育 インタビューが掲載されていました。
柔道アテネ五輪「金」パリ五輪男子監督 鈴木桂治さんが、自分の道場をオープンし、障害児の発達支援も視野に入れた取り組みを始められたということです。

2022年に4番目の子どもさんが生まれ、ダウン症があることがわかってから、「彼女が幸せに歩んでいくには何が必要か。親としてどんな準備が必要か。その一つがこの道場。自宅以外で思いっきり、暴れられる場所を作りたいな、と。」考えられました。そして、「人生観とやるべきことが変わった」と。

中でも心に響いた一節がありました。

 障害があっても、発達が遅れていても、柔道はできるし、彼らの成長の手助けをこの道場でできる。人を強くする、日本一にする、世界一にすることも大事。ただ、こうした子どもたちに手をさしのべること、救うことが人の本当の強さなんじゃないかと思うようになった。

2024年2月17日(土)の朝日新聞朝刊 鈴木桂治さん談

「手をさしのべる」、「救う」という言葉にはやや違和感がありましたが、鈴木さんの志はよく理解できました。
「人の本当の強さ」・・・・なるほど、「強さ」とは、慈しみでもあり、芯の強さでもあり、優しさでもあると思います。

鈴木さんのセカンドキャリアは、私のセカンドキャリアに通じるものがあります。これまでの私の教員というキャリアの延長ではなく、別の考え方で新しく事業を始めようと考えています。
「やりたい」という気持ちだけではダメ。
「子どもたちのために」という思いだけではダメ。

いったん、自分に距離をとって、これからの事業を改めて見直したいと思いました。
これからの鈴木桂治さんのご活躍が楽しみです。



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