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アートとわたし

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私の美術館巡り、アートに関する書籍を読んでの感想の他、アートに関わるクリエイターさんの記事を載せています。
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2023年10月の記事一覧

【読書日記】 「絵をみるヒント」を読む

 タイトルに惹かれて読み始めたこの本。  読み進めるうちに、なんとなく親近感が湧いてきました。  そして気づいたのです、著者が、あの無言館を作られた窪島誠一郎さんということを。「どおりで・・・」と納得しました。 初版:2006年12月 発行元:株式会社 白水社 著者:窪島誠一郎 内容:戦没画学生の作品群を展示する「無言館」の館主が、どのように絵を見ればよいかという「絵の前に立つ行為」とその周辺を、深く、わかりやすく、楽しく解説した、入門書を超えた入門書。(Amazonより)

【アート日記】 ”みかた”の多い美術館展 へ行く

 滋賀県立美術館で「”みかた”の多い美術館展」の企画展をしています。先日、初めてパンフレットを見た時、「私がぜひいくべき企画展だ」と思い、昨日行ってきました。  障害のある人、日本語を母国語としない人、小さな子どもといったいろいろな人たちが自分なりの表現をし、鑑賞できることをミッションにしている企画展です。 まさに、私が以前から仕事上で目指していることです。  最近、私は、勤務する特別支援学校で、アートに関する授業について力を入れています。  子どもたちが美しいもの、面白

【アート日記】 佐川美術館 「ガウディ&サグラダ・ファミリア展」「吉左衛門X浦上玉堂×樂直入」へ行く

私の「かかりつけ美術館」である佐川美術館へ行きました。 昨日「ガウディ&サグラダ・ファミリア展」が始まり、「待ってました」と言わんばかりに・・・。 佐川美術館は、その建築物と周囲の風景が素晴らしく、その日の天気や時間によってもいろいろな様子に変化します。 これまで天気のよい昼前後の時間帯を選んで行っていました。 今日は、混む時間帯を避け遅めの時間帯に出かけ、天気は曇り。 しかし、発見がありました。 曇りの日は曇りなりの風景が素敵でした。 空と美術館の建物、水庭が灰色で連