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本とわたし

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読書日記、本、図書館に関する記事を載せています。
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2024年3月の記事一覧

【読書日記】 「26歳会社員、絵画を買ってみた」を読み、ギャラリーへ行きたくなった

私はアートが好きで、美術館や建築物巡りが最大の趣味の一つです。 ギャラリーには苦い思い出があります。 バブルの頃、「ギャラリー」なるものをよく知らずにふらっと、とあるギャラリーに入りました。 そこで、ギャラリストさんに少々小馬鹿にされた経験があるのです。私があまりにも素朴な質問をしたためか、『あなたは場違いですよ』と言われているような感じを受けました。 単に絵を見たかっただけなのに・・・ それ以来、ギャラリーに足を運ぶことは全くありません。 しかし、この本を読み、ギャラ

【読書日記】 「知的障害と発達障害の子どもたち」を読み、「ゆっくり」について深く考えた

 私が「師」として尊敬している本田秀夫先生(精神科医)の最新の著書です。  本田先生のSNSで、出版の予告があり、すぐにAmazonで予約しました。 家に届くのが楽しみで、届くとすぐに読み始めるくらい、「待ってました!」の内容の著書だったのです。  「知的障害とは」「発達障害とは」について、非常にわかりやすい文章で書かれていました。  私は、障害のある子どもさんの保護者さんとお話しする時に、どのような言葉で説明するとわかりやすいだろうか、と考えることがあります。  この本

【読書日記】 「機嫌のデザイン」を読んでご機嫌になった

タイトルを見て無性に読みたくなりました。 サブタイトルに「まわりに左右されないシンプルな考え方」とあります。 私がめざしているものに似ているようだ、もっとヒントがほしいと思い、読み出しました。 最も印象に残ったことは、著者の秋田道夫さんのお人柄。 優しい方なんだろうな、 穏やかな方なんだろうな、 周囲のひとをひきつける力のある方なんだろうな、 いろいろなことをご存知の方なんだろうな。 言葉の端々に、そのようなことが感じられる文章でした。 今の自分によく響いた言葉をあげま