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本とわたし

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読書日記、本、図書館に関する記事を載せています。
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2024年2月の記事一覧

【読書日記】「弘兼流60歳から、好きに生きてみないか」を読んで、自分の「60歳から」を考える

もうすぐ60歳になります私はあと数ヶ月で60歳になります。 若い頃は「絶対に歳をとりたくない」「60歳なんて絶対いやだ」と思っていました。 そんな私ですが、もうすぐ60歳。 「60歳」というとなんだかおばあさんぽくて嫌だな、とやっぱり考えてしまうのですが、この年齢になってみると、自分ながら「そんなにおばあさんぽくないなあ」と考える今日この頃です。 そんな私にピッタリの本でした。 「60歳から」 「好きに生きてみないか」 いい言葉ですね。 2〜3年前から始まった私の第二ステ

【読書日記】 「コーヒーがないと生きていけない!」 を読む

タイトルを見て、「なんとおおげさな」と思いました。しかし、よく考えてみると、今の私もそうかもしれない、と思ったのが読むきっかけでした。 「コーヒーを飲むだけでなく、もっとコーヒーのことを知りたい」と以前から考えていました。 そして、図書館でコーヒーに関する本を漁った時期がありました。しかし、なんだか難しかったのです。 最初から「専門用語」が出てきて、コーヒーのこと何も知らない私はそこでストップ。 この本は、そんな私でもおもしろくてどんどん読み進めることができました。 この

【新聞記事】 「論の芽 わかりづらいカタカナ語 なぜ使うの」を読む

2024年2月2日(金)の朝日新聞に、社会言語学者の井上逸兵さんのお話が掲載されていました。 「わかりづらいカタカナ語」・・・・普段から私も困っていたことです。わからないカタカナ語はググったり、ウィキペディアで調べたりします。 一度調べてもなかなか記憶に留まらず、同じ言葉を再び調べることもあります。 ほんと、わかりづらい・・・・ 井上さんのお話の中で二つのことが印象に残りました。 一つは次の文です。 初めは、サラッと読み流しましたが、「ん?!」と思い、反芻したところ、

【読書日記】 「すずちゃんののうみそ」を読む

これは絵本です。 副題に「自閉症スペクトラム(ASD)のすずちゃんのママからのてがみ」とあります。 自閉症スペクトラム症のあるすずちゃんは、保育園で障害のない子どもたちと充実した生活を送りました。すずちゃんが卒園する際に、そのお礼としてお母様が「すずちゃんののうみそ」という紙芝居を作成し、それが絵本化されたものです。 絵本の前半は、自閉症スペクトラムの特徴が具体的な姿で描かれています。また、その特徴がなぜ現れるのかについてもわかりやすく書かれています。 「よくぞ、こんなにす

【新聞記事】 学びを語る 「新しい図書館像 出会いと交流 地域動かす場に」を読む

2024年1月31日(水)の朝日新聞の「教育」のページの「学びを語る」のシリーズを読みました。 「みんなの森 ぎふメディアコスモス」総合プロデューサーの吉成信夫さんが記事を書かれていました。 タイトルが私の興味関心とピッタリだったのです。 私は2年前から某市立図書館の図書館協議会の委員をさせていただいています。 そこでは、いつも「図書館利用者をどう増やしていくか」という話題が出ます。 図書館のスタッフさんが、多くのデータを説明され、委員がいろいろな意見を活発に出し合う、非常