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母とわたし

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年老いた母と過ごす時間や本を通して考えたことを綴る記事を載せています。「介護」というほどでもないのですが。。
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#高齢

高齢の母と、お店と、食べ物のかたさ

90歳の母と買い物に行き、思ったことがあります。 店で、食べるものを選ぶ時、その硬さを知ることはできないものだろうか。 母はずっと家に閉じこもりがちでしたが、最近、車椅子で一緒に買い物に行けるようになりました。 「何食べたらいいかわからん」と言っていた母が、お店でおいしそうなものを見ると選べるようになり、私は嬉しく思っています。 しかし、母はやってはいけないことをつい、してしまうのです。 それは、おかずのパックや袋づめされたパンなどを、指で押すのです。 (お店の方、申し

89歳の母の「自己選択」について再び考えてみる

閉じこもり(*)の生活を送っていた母が、車椅子に乗ることで、好きなものを選び、自分で決める機会ができつつあります。「母らしさ」が垣間見られ、嬉しく思っています。 (*)外出したがらず家の中にいる高齢の方をを「閉じこもり」と表現している書籍がありました。母の様子を表すのには「引きこもり」よりも「閉じこもり」の方が合っていると思いました。 タイトルに「再び考えてみる」とあります。1回目に考えてみた記事は以下の通りです。よろしければご覧ください。 母とのエピソードをもとに、「自