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映画『ガメラ 大怪獣空中決戦』感想

ガメラ伝説の始まり


【あらすじ】

プルトニウム輸送船「海竜丸」は
深夜の海を航行中
突然謎の座礁に見舞われる。

船員達は座礁の原因を調査する中
海中に何か巨大なものが
蠢いているのに気づく。

同時に海では
謎の海難事故が多発するようになる。

そんな矢先、長崎で
鳥の姿をした謎の怪獣「ギャオス」が出現。

そして、ギャオスに反応するかのように
巨大な亀の姿をした
怪獣「ガメラ」が目覚める。

ガメラはギャオスを追って姿を現し
両者は激しい戦いを繰り広げる。

【感想】

ガメラ

実は、私はあまりガメラと縁がありません。

同じ怪獣でも
「ゴジラ」シリーズの方が馴染みがあり
親しんでいました。

ガメラシリーズについては、大学時代
文学部の先生から
「ガメラも面白いよ〜」

勧められたので興味はありましたが
中々視聴する機会がありませんでした。

今回、YouTubeにて
本作が期間限定公開されていたので
良い機会だと思い視聴しました。

「大怪獣空中決戦」では
前半福岡が舞台なので
色々馴染みのある場所が出てきます。

現代だったら、ガメラとギャオスが
PayPayドームで戦うのかな〜
ちょっと妄想したり。

冒頭、プルトニウム輸送船「海竜丸」が
突然謎の座礁に見舞われた後

映画のタイトルコール

BGMと共に
炎をバックに出現する映画のタイトル。

この演出が本当にかっこいいし
ワクワクさせられます。

本作の監督は

『ゴジラ モスラ キングギドラ 大怪獣総攻撃』
『デスノート』
などを手掛けた金子修介監督ですね。

爆風スランプさんの歌う
主題歌「神話」が一番好きです。

【印象に残ったキャラクター】

ギャオス

このギョロ目が印象的

本作の敵怪獣。

鳥の姿をした怪獣
作中では雌雄同体の存在と説明されています。

ギョロ目が特徴
口から超音波を放ち、攻撃します。

ギャオスのシーンは
とにかくホラー描写が強い。

とにかく容赦ない
物語中盤、電車に乗る人々を襲撃するシーンは

2作目に登場する敵怪獣・レギオンが
地下鉄襲撃するシーンを連想
しましたね。

窓の向こうにいたのは…

電車に乗っていた人がふと窓を見ると
ギャオスが並走していたシーンはトラウマもの。

【印象に残ったシーン】

炎の描写

燃えるコンビナート

本作で特に印象に残ったのは
燃え盛る炎のシーンですね。

ガメラは炎をエネルギーとする怪獣なので
作中では度々炎の描写が描かれます。

炎の描写で一番印象的だったのは
3作目「イリス覚醒」のラストシーンで
披露したバニシング・フィストですね。

まさにガメラ版「爆熱ゴッドフィンガー」!

ギャオス初登場

ギャオスの襲撃シーンは怖い。

目覚めたギャオスが
町や住民達を初めて襲うシーンは
怖かったです。

異変に気づいた画像のおばさんが

後ろを振り向いた時に
ギャオスに気づくシーンでは
「後ろ後ろ!」と思わず叫んでしまいました。

ガメラ初登場

姿を見せるガメラ

夜の福岡港のコンビナートを
ゆっくりと進んでいく
ガメラの姿がかっこいい。

福岡ドームに現れるガメラ

福岡ドームの屋根の間から
顔をのぞかせるガメラ。

こういうさりげなく
怪獣が顔を覗かせるシーン

個人的にちょっと怖いと感じます。

ホラー映画で例えると
幽霊が姿を見せるのと似ているんですよね。

ガメラやギャオスが出現した際の報道シーンが
ちょっと昭和時代の怪獣映画を思わせたり。

ギャオスの攻撃から守るガメラ

ギャオスの攻撃から庇うガメラ

中盤、ギャオスを追って姿を見せたガメラが
ギャオスの攻撃から長峯さん達を庇うシーンが
好きです。

浅黄とガメラの「共鳴」

本作の主人公的存在である
女子高生の草薙浅黄は

作中でお土産にもらった勾玉のネックレスを
お守りとして身につけています。

しかし、その勾玉には
ガメラと共鳴する力がありました。

自衛隊の攻撃を受け負傷するガメラ

物語中盤、ガメラは自衛隊から
攻撃を受けて負傷するシーンが描かれます。

俯瞰する側からしたら
ガメラはギャオスを追っているだけだ
と言うことが分かりますが

作中の人間たちからしたら、ガメラは
敵か味方か分からない状態なので
攻撃するのはやむをえないんですよね。

分かってはいるのですが
ガメラが攻撃されるシーンは痛くて辛い。

勾玉を身につけていた浅黄は
当初勾玉の不思議な力を知らなかったため

ガメラが攻撃を受けた際
ガメラの痛みに共鳴して怪我を負い
意識不明になってしまいます。

同時に、浅黄も腕に怪我を負う

浅黄がガメラと共鳴するシーンは

昭和シリーズで描かれた
「ガメラと子ども達の友情」への
オマージュかなと感じました。

終盤のガメラ対ギャオス

ガメラ対ギャオス

自衛隊はギャオスに対抗しますが
ギャオスは徐々に強くなっていき
遂には手が追えなくなってしまいます。

残ったのはガメラだけ。

終盤、怪我を負い眠りについていたガメラは
遂にめざめギャオスと死闘を繰り広げます。

両者が宇宙空間にまで飛んで
戦いが繰り広げられるシーンが印象的です。

ギャオスに止めを放つガメラ

炎の光線を吐くガメラ

終盤のガメラが
ギャオスに止めをさすシーンで

浅黄が父親が手を繋ぐ描写がアップされる

ガメラの戦いを見守る浅黄の目がアップされる

ガメラが炎の光線を放つ

この間はBGMもなく無音
ためを置いてから
攻撃するシーンは本当痺れました。

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