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【エッセイ】ザ・ノンフィクションの婚活回を観て、進藤さん(仮)に感情移入が止まらない

2024年2月4日に放送されたザ・ノンフィクションがバズっているらしい。

ザ・ノンフィクションは、毎週日曜日午後2時に放送しているドキュメンタリー番組で、バズったのはカリスマ婚活アドバイザーの植草さんの運営する結構相談所に入会した人たちを映した放送回だ。

植草さんの結婚相談所が放送されるのは2回目で、前回はミナミさんという女性がメインだったことが記憶に新しい。
詳細は省くが前回も衝撃的な内容だったし、かなり視聴者の反響も大きかったと思う。
私は数年前から毎週この番組を視聴しているが、5本の指に入る面白かった内容で、今回はその続編だったので凄く楽しみにしていた。

今回の放送内容は、3人の人物を追いかける内容となっている。
そのうちの1人である進藤さんという男性に思いがけず感情移入してしまった話をしたい。

私は今でこそ結婚をして子供もいるが、25歳までほとんど女性と関わりのない人生だった。
とあるきっかけで、もし結婚をしたいのなら、モテない自分は20代のうちに相当努力しないとチャンスすら巡ってこないと気づき、いろいろと努力して、紆余曲折あり妻と出会うきっかけに漕ぎつけたのだ。

進藤さんも当時の私と同じく女性に縁のない人生を歩んできており、具体的な行動を起こしてはいなかったのだが健康願望だけはあったので、植草さんの結婚相談所に入会したようだ。
そこで初めて自身の見た目の無頓着さ、異性目線での魅力のなさを指摘され、傷つきながら改善したり、実際に女性と話す段階になってうまくできなかったりする様が、かなり自分の経験とリンクしてしまいとても辛かったのだ。

中でも婚活相手の女性に怒られる動画がバズっているらしいが、あのシーンは数回目の合コンで初対面の女性に嫌味を言われた記憶がフラッシュバックして嫌な汗をかいてしまった(さすがにあそこまでひどくはなかったが)。

今週の放送の最後では、好意的なリアクションをしてくれた女性に夢中になったところで来週に続いたのだが、進藤さんを自身と同一視している私としては現時点で次回の放送が不安でならない。
来週おきるであろうトラブルにメンタルが対応できる気がしないのだ。

Xなどのリアクションを見ると、罵倒していた女性と上手く話ができない進藤さん、どちらにも責めるようなコメントがあったのだが、私のように進藤さんに一方的に感情移入している方も、実は少なくないのではないかと思っている。

ちなみに、一緒に観ていた妻に「進藤さんは俺なんだ」と熱弁したが全然伝わらなかった。
「○○のほうが全然まともだった」なんて返されてしまったが、彼女は紆余曲折あって多少マシになった私と出会っているのでぴんと来なかったのだろう。

彼女の目に進藤さんがどう映っているかはわからないけど、健康で収入ちゃんとあり、母を養ってる進藤さんって、経験値が少ないだけで私より数段スペック上だぞ、とこっそり言いたい(リアルでは絶対に言わないけど)。

とにかく、次回のノンフィクションが不安いっぱいで、でも楽しみだ。
みんなもぜひ観てね。


後編の感想はこちら↓



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