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会社つぶして億超えの負債②

 どーも、前回はじめてnoteを投稿してからなんやかんやと一ヶ月近くも更新できずにいました。
 天上からの糸にしがみつき、ふと下を覗きこむとそこには大勢の亡者がいてヤベーと思ってる者です。皆さんはじめまして。

 タイトルにあるテーマで3年ほど前から遡ってつらつらと何があったのか綴ってまいります。前回の続きで

 コロナって結構ヤベーんでは?

 2020年3月に始まったコロナゼロゼロ融資。この時の政策金融公庫の動きは結構早くてびっくりしました。普段、新店舗創設で新規借り増しを起こすのも、ランニング資金に困って相談したりするのも、ほとんど政策金融公庫では無く、2018年くらいからお付き合いが始まっていた地域の信用金庫だったのですが。
 2020年4月には緊急事態宣言が発令され、当然の事ながら
 飲食店を数店舗経営するウチの会社なんかには、結構しっかりと、目に見えるかたちでの客足減が始まっていました。
 特に2019年7月から挑戦した居酒屋業態の新店舗は、キャンセルが相次ぎかなり苦しい体制に

「カンダタさんのところ、大丈夫ですか?新担当のNと申します。今回、こういった事態になってしまい、わたくしどもでも何かお力になれる事がありましたらとご連絡差し上げたのでございます。」

 春先の突然の政策金融公庫からの連絡に、驚きと同時に

(あー、コレ、政府系がこんなに身動きが早いってことは、世間はだいぶヤベーんだな)
「いやー、こんなの緊急事態宣言だなんだって言われちゃうと商売あがったりですもの。潰れちゃいますよー」

 この時のテレビやネットの論調ではまだ、新型コロナウイルスは一過性のウイルス流行で、年配者や喫煙者は重症になるおそれがあるが、各自が行動を少し抑えればピークが緩やかになり、そのうち日常生活が戻ってくる。それまで少し辛抱を。
 程度だったかと。

 そして借金王に

「パパー、見て見てー」
「おー、凄い凄い。でももっと薄い平たい石見つけて来ないとね」
 普段なら観光客でごった返す嵐山、
桂川の河川敷
幼稚園の年中組にあがったばかりの息子と、
川面に拾ってきた石を投げつけて跳ねさせる遊びをしながら

「今回は借り換え枠いっぱいいっぱいの4000万をご用意致します。ただいまご返済途中のお借入も全てこちらの枠に組み込みますので当面、お利息のほうは一旦お預かり致しますが、後ほど返ってまいりますので実質ゼロという事になります」

 担当Nさんの、早口の、それでいて疲労が隠しきれない声の説明を携帯越しに、どことなく他人事のように聞いていました

「お申し込みも全て、今回の事態でごさいますので、お電話で結構でございます。今月末にはご融資実行させて頂きますので、もうしばらくお待ちください」

 ゴールデンウィークの渡月橋がこんなふうに見えるのっていつくらいぶりなんだろ?夏が終わればまた、人混みでごった返すんだろうな〜

 ゴールデンウィークにこんなふうに子どもと過ごせるなんていつくらいぶりだっけ?

 こんなふうに考えていたのを覚えています
長くなって来たので今回はここらへんで
次回はもう少し早く更新しようと思います







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