Rise of the Ronin 京都三条エリアぶらり
ライズオブローニンをプレイしていて、いま歩いているこの場所は現実ではどういう光景なんだろう?と気になったワタクシ。
幸い京都なら散策に行ける身なので、実際に街を歩いてゲーム内のマップと比べてみました。
と言うことで三条エリアをぶらぶら。
なんで三条なのかというと、単に行く用事があったからです。深い意味はありませんよー。
■隠し刀の旗印
三条エリアの旗印は2ヶ所。東の長州藩京屋敷と北西のお屋敷。
★長州藩京屋敷
まずは鴨川沿いに建つ長州藩の京屋敷から。
現在この地にはホテルオークラ京都が建っています。老舗のラグジュアリーホテルです。もともとは常磐ホテルという渋沢栄一も設立に関わったホテルだったとか。
ゲームではこの辺りは高台になっていますが、実際は平地。当時は起伏がある地形だったんですかね?
こちらのホテル敷地内には、他にもライズオブローニンに登場した長州藩士ゆかりの史跡があり、長州推しの人には楽しいスポットだと思います。
★北西の旗印
ちょうど京都御所のすぐ南側に位置する旗印。
治安悪化+お尋ね者がいる、塀で囲まれたでっかいお屋敷です。
幕末の頃にはもう現在に通ずる町家が建ち並ぶ景観の地域となっていたそう。
…と言っても今はけっこう近代的な建物も建っているけどね。
個人的に、御所南と呼ばれるこのエリアは京都でも指折りのハイソな町というイメージ。
■名所
三条の名所は池田屋と三条大橋。なかでも池田屋は幕末好きなら知っていて当然レベルの超重要スポットではないでしょうか。
★池田屋
その池田屋。
ミッションで潜入するポイントというだけあって巨大な旅館。宮部先生の火炎放射で火だるまになったのもいい思い出です。
ここが現在はどうなっているかというと。
居酒屋になっています。
無機質な鉄筋コンクリのビルで情緒もへったくれもないね!
ただし店内、大階段はちゃんとあるよ。
ちなみにロケーションもゲームとはちょっと違っていて、ちょうど長州藩京屋敷の真南にあります。訪問の際はお間違いなきよう。
★三条大橋
池田屋から歩いて数分のところに三条大橋があります。五街道のひとつの東海道の西の起点となっている橋です。
橋の擬宝珠には、池田屋事件の際に付けられたと言われる刀傷が、今でも残っています。
京都ってわりと幕末に誰々がつけた刀傷、というのがお寺とか旧家に残っていたりするけど、こういう誰もが自由に行き交う場所についた傷の話は他にあまり聞かない気がするなぁ。
ーーー以上、豆知識という名の余談。
本題の今昔写真はこちら。
昔はこの一帯は処刑場でした。ローニンの登場人物では、近藤勇が晒し首になっています。。
今はその面影もなく、河川敷に等間隔でカップルが座っていたり、若い子がバドミントンしていたりと実にまったりした雰囲気です。不穏なことが起こるとすれば、せいぜい鳶に食べ物を掻っ攫われた!というくらいでは。平和に感謝です。
■社
マップ北にある社。
社も実際に寺社のある場所に配置されているのかなとGoogleマップを見てみると、該当する神社がありました。下御霊神社という神社です。
ついでに、すぐそばには革堂(こうどう)というお寺もあります。
ゲームのマップを眺めると、おそらく社の左を南北に走っているのが寺町通で、下の東西に延びているのが二条通だと思うのですが。
この界隈は落ち着いたモダンな雰囲気で、お店も老舗の甘味やお茶屋、カフェがあったり、かと思ったらギャラリー、レトロな雑貨屋、書や文具の店があったりと、歩いていて飽きないです。心穏やかに散策を楽しみたい方にはおすすめですよ。
最後におまけ。
寺町通を下がっていったところに間部詮勝の寓居跡がありました。
京都市役所のすぐ裏。ゲーム内で言ったら、池田屋のすぐ上らへんかな。
■さいごに
以上、ざっくりとでしたが三条のお散歩記録でした。
こうして歩いてみると、ホテルオークラの史跡や間部詮勝寓居跡など、ゲーム中では触れられなかった各キャラの縁の地って、まだまだたくさんあるんですよね。
体力に余裕のある時にまた出かけていって、ライズオブローニンの世界の因縁をもっと深められたらいいなと思います。