七夕の短冊に願いを託して ( 愛犬へ ) #虎吉の交流部屋初企画
夕方の電車に乗り、ふと窓の外に映る夕焼けを見ていると、涙が止まらなくなった。
スマホに取ってあるいくもの写真を眺めては、月日の経つ早さに残酷ささえ感じてしまう自分がいる。
昨夜はよく眠れなかった。
一晩中、夢の中で苦しそうな声が聞こえる。
次第に呼吸がゆっくりになっていく中で僕は神様に祈った。
「あと1日、たった1日でいいから一緒にいさせてください ! 」
そんなことを祈る間にも呼吸音はもう途切れ途切れになっていき、ついに、聞こえなくなった。
「今、天国へ行ったんだね··