7/11 暇つぶし

昨日は大雨で電車が止まっていた。家に帰って気づいたがとある駅で3時間は待っていた計算になる。

おじいちゃんが電車に入ってきた。当然電車は動かない。私はクーラーから吹く風が体に直接あたるのが嫌でおじいちゃんの近くの席に移動した。おじいちゃんはスマホなんかいじらない。ICカードも持っていない。ひたすらに切符を手で弾いて遊んでいた。そこから服についている毛玉をひたすらとっていた。その後は埃までとっていた。そっか、おじいちゃんの暇つぶしはそうなるのか。でもスマホのない時代はみんなどう暇をつぶしていたのだろうか。

もしかして、そんなあなたは3時間もスマホいじって充電しないで大丈夫なん?いつ動くかわからない電車で、家までも時間はかかるだろうしスマホいじれる精神状態なの?とか思ってます?私はスマホなんていじりません、そんなときのために紙の本を持ち歩いているのです。だから3時間もあっという間でした。あーあ、紙の本持っててよかった。3時間でも読み切れない長編でよかった。思いました。でもそんなときのためというのは、保険で持ち歩いているわけで、本なんて最強だからどこでもいつでも、数分から数時間まで暇をつぶせる最強アイテム。でも、その保険を掛けることによって、私の人生には暇という概念がないというか自分でなくしていることに気づいた。なんだか自分の人生には、だだ切符を弾くような時間は今後生まれないのかもしれないと思うと悲しくなった。

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