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0174;靴の履き方選び方②。試し履き編。履き方、サイズチェック。

ども、久々に雪を見た、佑吉です。

本日は前回(https://note.com/fair_auk549/n/nc998d0626dac)の続きから
前回は、靴屋さんに入って靴を手に取って
確認してほしいところまでのお話でした。
①ひも靴であること
②靴のアッパーの踵部分に芯が入っている
③ソールが必要なところ以外で曲がらないこと
この三つを確認しましょうというお話でした。

では、この手に取った靴をそのままレジへ
行ってしまうと、残念な結果になることが多いので
試し履きを必ず行いましょう。

この試し履きをするのに、適当に履いてしまうと
せっかくの試し履きが残念な結果に繋がってしまうので
靴の履き方についてお話していこうと思います。

靴の履き方
① 踵をトントン
   靴の踵に足の踵を合わせる様に、踵をトントンして靴の踵に入れ込
 
② ボリューム調整
   靴ひもを締めこみ、靴の中で足が前にずれてこない様に止める
   締めすぎて鬱血しない程度に締め込みつつ、ずれないことが大事
 
履き方としてはこの二つだけです。

①の踵をトントンして、靴を踵で履くことによって
前回お話した靴の踵の芯材が、踵を包み込み
踵の安定性を上げてくれるので、バランスが良くなり
靴も脱げにくくなります。
②のボリューム調整で、靴の中で足部が動かない様に
フィットさせることによって
靴ずれを防いだり、靴による足部の変形を防ぐことができます。

ここで履き方をマスターしたら
次は足に合ったサイズの靴を選んでいく必要があります。
このサイズ、シューフィッターさんや義肢装具士のいる靴屋さんで
実寸を測ってもらい靴を選んでもらうのが一番ですが
必ず居られるわけではないので
自分でも確認できるようになっておきましょう。

靴のサイズ
① 足趾の先に1㎝の余裕
   足趾の一番長い指が、靴の端から1㎝くらいの余裕がある
   図ることが難しい場合、人差し指の一本分分くらいが目安
 
② 靴の側壁がムダに押していない
   足幅の一番広いところである、足趾の付け根の関節(MP関節)部分が
   靴の側壁に押され過ぎておらず、触れる程度になっている
 
③ 足趾が動かせる
   靴の先の部分の高さが、足趾の厚みより高く余裕がある
   触れるか触れないかくらいの程度で、靴の中で足趾が動かせる状態
 
靴のサイズを確認してほしい部分は、ほぼ足先部分に集中しているので
踵トントンして靴を履いたら、足先部分を触りながら確認してみて下さい。

①の足趾の先に1㎝の余裕がある状態ですが
足趾の付け根の関節の関節面が、足趾を反らせるようにしていくと
少しずつ前に出るような関節面になっているため
歩行時、地面を蹴りだすときにこの余裕がないと
つま先が靴に当たってしまい、足趾の変形や爪の変形変色などを
起こしてしまうため、この余裕が必要です。
②の靴の側壁がムダに押していないとは
足趾の付け根の関節の幅と、靴の幅が不一致を起こすことによって
靴ずれを起こしやすくなったり、狭すぎる靴に足趾を押されることによって
外反母趾を誘発することがあります。
ただ、外反母趾などで足の幅が広くなり
靴の側壁にMP関節部が当たることを嫌い
広め広めを求めてしまいがちになるのですが
あまりに広すぎると、靴の中で足部がずれてしまい
逆に靴の側壁に当たってしまう事があるので
触れるか触れないかくらいのサイズ感で
痛みの出ない程度の幅を選んでもらえるといいです。
③の足趾が動かせるというのは
靴の前足部の高さの問題で、低すぎると足趾を押して
甲側に靴ずれやタコを作ってしまう事があります。
逆に高すぎると、足趾を甲側に反ったとき
靴のしわが深くできやすく、それが食い込んで痛みが出ることがあり
足趾を靴の中で動かしたとき、邪魔にならず
ガバガバ感が無いくらいが丁度いいです。

ここまで靴を選んで、キチンと履いて、サイズ感を確認して
ここまで来れば、あともう一歩です。
そして、ここからがほんとのフィッティングに入ってきます。

次回は体重をかけてみて、歩いて確認してもらいたいことについて
お話していければと思います。

ではでは。

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