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「味がある」ってなんだろう?

年長さんになってから、幼稚園で習字を習うようになった次男。
でもまだひらがなも覚えている途中だから、いかにも「書道」といった文字を書いてくるわけじゃない。
絵と、ひらがな。その簡単な組み合わせを書いて、まずは筆を使うことに慣れる練習をしている。
この間はおにぎりの絵の上に「のり」という文字が書かれていた。
今週は蚊取り線香の絵にの下に「かとり」と書いてあった。
なんだか、絵葉書のような、ほのぼのする絵面だ。
教えてくれているのが、元園長先生のおじいちゃんだからかもしれない。

弟に対してなにかと評価の厳しい長男がその絵を見て、「あんまり上手くないね」と言いたそうにしていた。
だから私は「味がある絵だね」と言った(もちろん、私としてはとってもお上手に見えるのだが、上手い下手の話になると、長男が反論してくるので)

すると長男は、「味ってなに?ぺろぺろ舐められるの?」と言い出した。
ふざけた口調だったが、これは本当に意味がわかっていない様子だ。
私は小学生にもわかりやすいように説明しようとしたが、うまく伝わらない。

あとで、ネットで「味がある」の意味を検索してみた。
『独特の趣や面白さが感じられるさま、味わい深いさまなどを意味する表現。』

……うん。そうなんだけど、これを小学生に伝えて理解してもらうのは難しいかもしれない。
もう少し、自分なりの表現を考えてみよう。

日本語って、難しいけどおもしろい。
私にとってももいい勉強になりそうだ。

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