今日の気づき: 文書の読み手の気持ち
部下の作ってくれた社内への業務依頼文書(正確には、ある企画のアイデア募集)。良く頑張って書いてる。でもツッコむところはたくさんある。
私は文書をゼロから作るのは苦手だが、編集や校正は好き。これまで文書チェックをするときには(欲に任せて、、)真っ赤に手直ししていた。
でも、これでは部下は育たない。グッと堪えてコメントだけしてみる。
コメントの作成には気を遣う。ChatGPTのプロンプトのように、期待通りの修正がなされるよう、言葉を選び、ポジティブなトーンを維持しないと。
その分「てにをは」や体裁を整えるのに(箇条書きが崩れるのを直すとか)時間を取られないので楽だ。
これで満足して上司に諮ったら大きなミス発覚。
細部に神宿る。「企画募集」とすべきなのに「作業依頼」と書いてあるのをスルーし、また、なぜこんなお願いをするのか、の意義や思いを書いていなかった。
自分がドラフトするときはこんなミスは犯さないので悔しかった。
人がドラフトしたものはスルーしやすい。
まあ自分の製作物ではないからね、というドライさと、人の作ったものに口を出し過ぎてはイカン、という妙な遠慮があるからだろう。
でも、その思考には肝心の「読み手はこれを読んでどんな気持ちになるのか、お願いごとを喜んでやってくれるのか」という点がすっぽり欠落していた。
基本的なミスをしてしまったなあ。
でも基本を思い出せてよかった。
誰のために、何のために?
目的と意義を常に考えて、判断しよう、と思います。
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