フィールドを羽ばたく、仙台の勝利のワシ|ベガルタ仙台の解説

ファジアーノ岡山のあしたの試合を楽しみたい人へ!明日は待ちに待ったファジアーノ岡山のマッチデー。このnoteではサッカー素人の僕が観察した対戦相手のべガルタ仙台についてまとめています。プロのように詳しく分析できないけれど、ちょっと知っておくだけでも選手や監督がどんな考えで闘っているか気づけるかも?最後まで無料で読めるので、対戦相手について知ってあしたのファジアーノ岡山の試合をもっと楽しくしよう!

べガルタ仙台の基本情報と歴史

べガルタ仙台は、1989年に東北電力サッカー部を元に設立されたチーム。1999年、J2リーグが始まった年からJリーグに参加している。

2010年から2021年までの11年間は、J1リーグでも戦っていて、2012年にはJ1リーグで2位になるほど素晴らしい成績もおさめたんだ。

昨年は、J2に降格して初年度だったけど、7位でシーズンを終わらせてJ2の厳しさを感じたシーズンになっている。2023年も10勝13敗10分で12位に位置して、順調なシーズンは過ごしてはいない。

マスコットは、「勝利をもたらす」といわれる、ワシをモチーフとした「ベガっ太」と「ルターナ」の兄妹だ。

前回対戦と今回対戦の違いについて

前回の対戦結果

前回の対戦は、4月16日にユアテックスタジアム仙台で闘っている。前半11分に仙台のプレスから6輪笠のバックパスが乱れて失点してしまったのは悔しい思い出のはず。だけど、後半48分 19木村の右サイドの抜け出しから22佐野のゴールで同点に追いついたことで1:1のスコアのまま勝ち点を分け合うことになった。

前回対戦から変わった点

ベガルタ仙台は、7/13に伊藤彰監督から堀孝史監督に交代している点が大きな違いだ。ポゼッション思考は変わっていないけれど、伊藤監督ほど攻撃に人数はかけなくなったように見える。監督交代からは2勝5敗2分と負け越していてうまくいっていないみたいだ。

また、この夏に仙台を去った選手はおらず、松崎快、斉藤学、長澤 和輝が加入している。新加入の選手がスタメンとして試合に出る機会も多そうだ。

一方で、岡山は、31谷口、25野口、22佐野が他クラブへ移籍し、最近は14田中、16河野もベンチ入りしていない。ただし、99ルカオと17末吉の新加入、48坂本の復帰もあり、戦力は前回対戦からわずかでも向上していると見ている。

ベガルタ仙台の特徴

ボールをよく持つポゼッションサッカー

ベガルタ仙台では、速攻のカウンターよりもじっくりと相手を崩すポゼッションの傾向にある。相手の守備陣の裏のスペースへと蹴り込む縦パスには、特に気をつけなければならない。

両ウイングにはシュートが得意な選手を配置

仙台の両サイドには、ゴールに向かって利き足で蹴りこむことができる選手を置いている。右サイドには左足でゴールを狙える選手、左サイドには右足でゴールを狙える選手だ。
この配置は、サイドからゴールに向かって正確に蹴り込める点でかなり有利になる。ただし、相手陣地の奥深くからクロスを蹴り込む時に、逆足になってしまうので、マイナスのクロスの回数は少なくなる傾向にある。

ぐさっと縦につけるパス

ポゼッションでボールをよく持つチームだが、ゴール前にボールを送るまでにあまり手数をかけずに刺すようなぐさっとした縦パスを通してくる。空中戦が得意なCFもいるのでロングボールを使った攻撃も多かった。

べガルタ仙台のフォーメーション

基本フォーメーションは4-2-3-1

守備時のフォーメーションは4-2-3-1が基本だ。また、オフェンス時もほぼ4-2-3-1を使っている場面もある。

オフェンス時は4-1-4-1っぽい感じ

オフェンス時は6エヴェルトンがアンカーとなり、4-1-4-1の戦術をとる。ただし、ビルドアップがうまくいかないと37長澤がカバーするので4-2-3-1をみせることも多くある。

ファジアーノ岡山とべガルタ仙台の相性

あくまで個人的な意見なんだけど、ファジアーノ岡山はべガルタ仙台と相性がいいと思っている。なんだかっていうと、岡山が苦手な、サイドを抜けられてマイナス方向のクロスを受けるシーンは少ないから。

16河野が抜かれたりバイスと柳の裏のスペースを使われたり、サイドから攻められるのは得意じゃない岡山だったんだけど、仙台はあまりサイドから仕掛けてくる印象はなかった。中央から突破するのは岡山はJ2でもっとも難しいチームだと思う。

逆に、岡山はショートカウンターとか個人でのドリブル突破とか仙台の守備を破壊するための武器がたくさんある感じ。チアゴの決定力も上がっているし、42高橋や17末吉の突破力も仙台は止められないんじゃないかな。岡山はかなりチャンスを作ってくれると予想している。

ただ、仙台の縦パスでぐさっと致命傷を受ける点だけは、一番気をつけなくてはいけない。

ファジアーノ岡山の注目選手

5 柳 育崇 188cm / 86kg 右足

岡山の堅牢な守備を支えるファジアーノの大壁。仙台はロングボールを使うこともあるが、相手CFとの競り合いは柳を超えなければ難しいはず。

99 ルカオ 191cm / 91kg 右足

前回対戦から新加入した99ルカオと17末吉、怪我から復帰した48坂本は仙台戦でも躍動が期待できる。特に99ルカオの推進力を止めるほどのディフェンダーを仙台が用意できるかも注目。

7 チアゴ・アウベス 181cm / 72kg 左足

東京V戦から2戦連続でゴールを決めている悪魔の左脚が、仙台戦でも岡山を勝利に導くのか注目しないヤツはおらん。

べガルタ仙台の注目選手

11 郷家 友太 183cm / 74kg 右足

昨年はJ1のヴィッセル神戸で主力として活躍した選手が、古巣のベガルタ仙台へ驚きの復帰をした。2023年も8ゴールを挙げており、その右足には注目。

33 林 彰洋 195cm / 89kg 右足

仙台の高身長のGKは、日本代表に選ばれたことのある注目選手。シュートセーブはもちろん、前線の味方にパスを送るロングフィードにも気をつけなければならない。

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