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首都圏の新築戸建て市場は、すでに価格下落局面に入っています

2023年9月11日にリリースされた東日本不動産流通機構のデータに基づき、首都圏の新築戸建て市況をざっくりと解説したいと思います。

まず、市場に新しく供給された新規登録件数のグラフ(一都三県)です。2022年1月以降、新規供給が増加基調にあることがわかります。

新築戸建て

次に、首都圏の在庫件数(棒グラフ)と成約価格(折れ線グラフ)の推移です。こちらは、2020年1月(コロナ直前)からになります。

新築戸建て

グラフ右の枠内に、前年同月比の値を記載しています。抜粋すると、
・成約価格 -2.3%
・在庫件数 +37.8%
・新規登録件数 +25.3%
これは一言でいうと、物件がダブつき価格が下落基調になっている、ということです。もう少し詳しく、市場参加者(供給サイド)の公式コメントと合わせて説明してみましょう。

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