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優秀な人ほどまじめに働くモチベーションが維持しにくい、そんな時代がやってくるかも知れません

優秀な人ほどまじめに働くモチベーションが維持しにくい、そんな時代がやってくるかも知れません。もう少し誤解のおきにくい表現をするなら、これまでの価値観が「まるで、はしごを外されたかのように」ひっくり返るかもしれない、ということです。2つトピックを取り上げます。

ひとつはAIです。誰もが人工知能を活用する日常がくれば、これまでのような仕事の仕方は評価されなくなるでしょう。「頭で汗をかいて頑張るホワイトカラー」は過去の姿になるかもしれません。職場における優秀の定義は時代とともに変化するものですが、その周期が技術の進化に伴いさらに短くなっていくと考えます。

もうひとつは新NISAです。2024年から導入される新しい税制優遇制度は、これまで(NISA)とは似て非なるもの、というくらい画期的です。資産形成は投資先と時間の2つの要素でパフォーマンスに大きな違いが生まれます。まじめに勤めるだけが必ずしも将来の資産規模にリンクするわけではない、そんな思いにさせる実例が数年後に身の回りで少なからず出始めるでしょう。

それぞれをもう少し詳しく説明します。

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