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土地の価値は「道」次第

不動産を購入するとき、間違った選び方をしないようにするには、いくつかのチェックポイントを事前に身に付けておく必要があるでしょう。そのなかで、意外と知られていないものに「道路付け」があります。この記事では関連の深い「地型(じがた)」と合わせて解説します。

冒頭、「意外と知られていない」と言いましたが、その理由は土地を購入して注文住宅等を建てる人であれば、その過程で必ず「道路に関わる建築制限や地型の制約などによるコスト等の違い」を強く実感する可能性があるのに対して、分譲マンションや分譲戸建て、中古住宅などはそうした課題はすべて解消した後で出会っている(=市場に出ている)から、です。つまり多くの場合、購入プロセス上での接点がない。

しかしながら、道路や地型からくる制約・制限などを受けて建物が建てられていることに変わりはなく、「建物の形がいびつ」「間取りが変形」「柱や梁が目立つ」「コストダウンが明らかな仕様」といった違和感は、それらの知識を少しでも持ち合わせていれば、「なぜそうなっているのか」根本的な原因から物件の特徴を的確に把握することができるでしょう。シンプルにいえば「不動産の見方がかなり変わります」。

では、ここから「道路付け」と「地型(じがた)」から受ける影響について述べていきます。

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