「DX成功の鍵:NVA仕事をカットする」
NVAつまりNon-Value-Addedは、お客様からみて価値を付加しているとは言えない仕事、つまり付加価値が認められない仕事のことを言います。
一般的に、多くの仕事が自分たちから見た価値で構成されていますが、お客様から見た価値で点検することで、いつの間にか増えてしまったNVA仕事をみつけることができ、NVA仕事を自動化してNVAソフトウェアを量産して自己満足に浸るなどという愚かな行為を止めることができるでしょう。IT化やDXにおいて最もやってはいけないことです。
以下3つの条件に一つでも当てはまる仕事はNVA仕事です。
モノや情報の形状や状態、機能を変えていない。
重複ややり直しをしている。
顧客が対価を払いたいと思わない。
つまり、自己都合の仕事ということです。
代表的には上司への報告や会議など社内コミュニケーション、在庫移動、仕損品のリメイクなどがわかりやすいNVA仕事でしょう。
逆に、モノや情報の形状や状態、機能を変更し、それを一度の仕事で完了させ、顧客が対価を払いたいと思う仕事がVA仕事ということになります。
現実として、全てのNVA仕事を完全にカットすることはできませんが、排除⇒簡素化・簡略化⇒自動化・最小化を追求していくことが重要です。
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