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「不安のコスト」

コストというのはお金だけではなく、時間や精神的肉体的負荷、失う機会や利益などの費やす負担全体を意味していて、自分の人生のコントロールレバーをしっかりと握って操縦するために重要な概念です。
決して過信することなく、自己認識の壁をしっかり理解したうえで不安のコストを管理してください。

お金

昔からあったのは、人々の不安をお金に換えている保険です。実際、生命保険は売り方として将来不安を煽って加入を勧める営業員の方が多かったですね!それに就職した頃は、生命保険に入るのは社会人としての当たり前という空気すらあり、会社に出入りしている生命保険会社の営業員の方が各社ごとにいて、その中のやり手と言われていた方に勧誘されたときには、「結婚して子供ができてから考えます」なんて言ったら「そんな無責任な人は結婚できませんよ」と説教営業をかけられたくらいでした。
検診ビジネスも健保や企業の義務に加えて人々の不安コストで成り立っていますし、最近やたら話題になる発達障害児用のトレーニング塾も親の不安コストで成り立っています。
商品で言えば、代表的なのが健康食品やサプリメントでしょう。
あとは占いですかねぇ~。場合によってはお金も人生も奪われてしまう恐ろしい結末につながります。

日本人は不安を感じやすい遺伝子を持っている民族ですので、その商品やサービスを購入する前に、煽られていないか惑わされていないか思い込まされていないかを自己点検してください。

時間

自分でコントロールできるのは自分だけです。自分自身の問題なのに自分以外のものに対し求めるのはもってのほかですし、明らかに他責であることの解決を求めるまではいいし、思い通りになるかならないかを心配するだけならいいのですが、そのせいで判断ができなくなり、いたずらに時間を失うのは無駄であるだけでなく、その時間により有益なことを獲得できた可能性すらあり、ダブルで効いてくることをしっかり理解すべきです。
また、自分自身の問題だということがわかっていながら問題解決に向けた行動を逡巡する様子をよく見ますが、これも時間の無駄でしかありません。

心身

不安コストで最も大きいのは心身が蝕まれることかも知れません。不安はストレスそのものです。慢性化し長期間続くと心が壊れるか身体が壊れるかのどちらかに繋がります。
また、そのストレスに対抗する自傷行為と言えるものが、暴飲暴食や様々な依存です。薬物・アルコール・ニコチン・ギャンブルなどで言うまでもなく壊れてしまった心や身体のコストは計り知れず、人生を失うことにもなりかねません。

人生

危険な依存症以外にも、一見依存に見えないのが同調依存です。いたずらにコンフリクトを避けるがあまり、どんな時でもみんなと一緒が無難という判断が慢性化することで、思考が停止してしまい、主体性を失ってしまう状態をいいます。まさに一人の人間としての人生そのものの消失です。

コスト削減に向けて

多くの場合、優先順位がつけられず、自分の能力では処理しきれない問題を抱え込み、考えが整理しきれずに時間を失いながら、同時に心身が蝕まれていくようです。
メンツやプライド、依存含めた習慣、守れない約束、毒親や腐れ縁などが捨てられないもの且つ負荷の高いものの代表でしょう。
本当に大事なことというのは、大して多くはありません。それに気づいてください。
気づくために自己批判型論理思考、つまりクリティカルシンキングの習得をお勧めします。

Chat GPTに聞いてみました

不安を抱えて生きることによって支払う可能性がある代償はいくつかあります。以下はいくつかの例です。

健康への影響:長期間にわたって不安を抱えると、ストレスホルモンが過剰分泌され、身体的健康に悪影響を与える可能性があります。不安を持ち続けることで、うつ病、不眠症、心臓病、肥満、高血圧などの健康上の問題が引き起こされることがあります。

関係への影響:不安を抱えている人は、人々との関係を築くことが難しくなることがあります。不安により、人々との交流を避けたり、不信感を抱いたりすることがあります。不安に苦しんでいる人は、友達や家族との関係が損なわれることがあります。

人生の満足度:不安を抱えて生きることで、人生の満足度が低下する可能性があります。常に心配していることにより、人生の楽しみを見つけることが難しくなることがあります。また、不安に苦しんでいる人は、将来に対する不安や恐怖により、人生を満足させるために必要なリスクを取ることを避ける傾向があることがあります。

これらは一般的な代償ですが、人によっては不安を抱えることが人生において不可欠なものと感じる場合もあります。しかし、不安が支配的な状態が続く場合は、専門家の助けを求めることが重要です。

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