あたまのなか

彼のこぶしの中で、くしゃくしゃになった私の髪の毛、鶏肉を、パリパリに焼きたい、そんな日
(下味はていねいに)
ひとり言を言ったら、ちゃんとひとり言だったのかを確認する、だれにも聞かれていないからこそ、ことばは不死なのです
(死なれては困るのです)
忘れた人の顔色、いくつかの順番、焦げた匂い、あの陰影、役に立たない記憶を、不思議な時間に思い出して、それをどうしたい?
(忘れられないなら、一緒に踊ろう)
一緒に、踊ろう

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