【初心者向け解説】デッキ紹介 Leviaアグロ(Brute)【Flesh and Blood】【Blitz】
サンプルデッキリスト
デッキの特徴
デッキの評価
Tier2(中堅)
デッキタイプ
ミッドレンジ
プレイング難易度
難しい
デッキの強み
スーサイドな戦術のミッドレンジ
追加コストとデメリットを持つが高火力なアクション
墓地を貯める→追放→プレイのサイクルでコストやデメリットを帳消しにできる
基本的な動き
《Levia》はパワー6以上のカードを追放した場合に、「Blood Debt(血の負債)」のダメージを踏み倒すことができる能力を持ちます。
Blood DebtとはShadow系のカードに見られるデメリット能力で、低コストでパフォーマンスが高い代わりに「自分のターン終了時にそれが追放領域にある場合、自分に1点ダメージを与える」というものです。
わずか1点とはいえ複数枚のBlood Debtの効果が重なると地味に痛いもので、このデメリット能力を帳消しにしつつ、メリットである高パフォーマンスなアタックアクションで押し切ろう、というのがLeviaの基本戦略となります。
また、Shadow Burteのアタックカードの中には、プレイ時に墓地からカードをランダムで3枚追放する追加コストを要求するものがあります。こうした特性から、ゲームプランとしては以下のような方針を目指すこととなります。
防御に手札のカードを使う、カードの能力で手札を捨てて墓地を肥やす。
墓地のカードを『ランダム』に追放するアタックカードを使う。
ヒーロー能力でBlood Debtのライフ損失を抑える。
このように、墓地をやりくりして高い攻撃力でライフを削っていくことになります。Bruteクラスの特徴として、デッキに入っているカードのほとんどが攻撃力6以上なので、《Levia》の能力の条件を満たすことはそれほど難しくはありません。
序盤は防御的なプレイングに主体を置きますが、墓地が溜まると毎ターン高打点のアタックを使うことができ、攻撃的になります。クセが強く、扱いが難しい部類のデッキですが、派手な挙動も魅力的なヒーローと言えるでしょう。
よく採用されるアタックカード
《Boneyard Marauder》
《Levia》デッキにおける標準的なアタックカードで、1コストで6点の攻撃力と3点の防御力を併せ持つ、コストパフォーマンスの面で非常に優秀なカードです。ただし、代わりに墓地のカードを3枚ランダムに追放する追加コストと、Blood Debtのデメリットを持ちます。
この2つのデメリットは《Levia》デッキでは非常によく見られるもので、こうしたカードはデッキに何枚も採用されます。また、それらのカードはいずれも防御力が3あるため、相手の攻撃を防ぎながら墓地を肥やすことで序盤は立ち回ります。
《Mark of the Beast》
墓地に移動すると追放されてしまうパワー6のアタックカードです。
攻撃や防御の際に墓地を貯めることができないため、一見すると墓地を肥やしていきたい《Levia》デッキの戦略とはデッキと噛み合っていないようにも見えますが、これ自体の攻撃力が6あり、1枚で《Levia》のヒーロー能力を利用できるため、Blood Debtを踏み倒すのに重宝します。
《Graveling Growl》
1コストで7点ダメージという破格のパフォーマンスを持ったカード。代わりにターン中に攻撃力6以上のカードを追放していないとプレイできない制限があります。
こちらもデメリットや制約が重く見える1枚ですが、《Scabskin Leathers》でアクションポイントを得て、墓地を3枚追放するアタックカードと組み合わせることでもプレイでき、1マナの高打点カードとして使うことができます。
他にもGo again付与と手札の追放が絡む《Art of War》とは非常に好相性で、よく組み合わせて使用されます。
《Ghostly Visit》
ご紹介したデッキリストには採用されていませんが、《Ghostly Visit》もよく見られるカードの一つです。
墓地肥やしに手札を消費し、墓地のカードもコストとして追放することになるため《Levia》デッキは息切れすることもありますが、追放ゾーンからプレイすることができる《Ghostly Visit》はデッキの継戦能力を高めてくれます。
ただし、これ自体の攻撃力は4で、《Levia》の能力の条件を満たすことができない点には注意が必要です。事故の確率を減らすため、デッキに1枚だけ採用されることがあります。
よく採用されるアクションカード
《Art of War》
4つのモードを持つ汎用インスタントアクションです。Go againやバフ効果も強力ですが、一番最後のモードである手札のアタックカードを追放して2枚ドローを行う手札入れ替え能力が強力です。
追加コストが払えず使用できないアタックカードを入れ替えることで《Graveling Growl》を使用可能にしたり、《Levia》のヒーロー能力の条件を満たしたり、デッキの多くのカードやメカニズムとシナジーを持つこのカードは《Levia》の必須インスタントです。
《Bloodrush Bellow》
このターンにプレイされる全てのBruteアタックの攻撃力が+2され、さらに能力によって攻撃力6以上のカードを捨てることでカードを引きながら自身にGo againを付与します。
Burteクラスのデッキには必ずと言っていいほど採用されるフィニッシャーです。特に《levia》で使用した場合は、1枚で墓地を肥やしつつ、ただでさえ攻撃力の高いアクションカードの打点をさらに上げて攻撃に転じることができるため、デッキと非常に噛み合っています。
《Doomsday》
《Levia》デッキに1枚しか入れることができないインスタント。「Blood Debt(血の負債)」を持ったカードを6枚以上追放している場合、契約主である強力なデーモン《Blasmophet》をAlly(仲間)として呼び出すことができます。
その能力は0コストで攻撃力6もの攻撃を行えるというもの。さらにおまけとして、手札からShadowカードを捨てることで相手のヒーローのSoulも追放することができ、Lightヒーローのゲームプランを崩壊させることができます。
Blood Debtを6枚追放するという条件は厳しいものの、《Doomsday》自体もノーコストなため、インスタントタイミングでフィニッシャーを展開することができるのが魅力です。
また、対戦相手はAllyに対して攻撃を行うことができますが、Allyはヒーローではないため、ヒーローにアタックした場合の効果は誘発しません。しかし、On hit(ヒットしたとき)の効果は誘発します。
詳しいルールは『Monarch』のルール解説(リンク先は英語)にもあるので、Allyカードを使用する場合には当該箇所に目を通しておきましょう。
よく採用される装備品と武器
《Mandible Claw》
手札が捨てられたターンはGo againを持つ、《Bloodrush Bellow》と相性のいい片手武器です。
2枚、3枚と防御に手札を割きやすい序盤は、防御に回しづらい非アタックカードをピッチに回して武器を振ることが多いです。
《Ravenous Meataxe》
アタックすることで墓地肥やしができる武器。墓地肥やしを行うことができるため、デッキと噛み合います。
もっぱらWizard相手に使われる武器です。Arcane Damageによる攻撃に対しては防御にカードを使うことができず、墓地が増えにくいため、このカードで攻撃することで墓地を肥やします。
《Carrion Husk》
高い防御値を持つ代わりに1回使い切りで、かつライフが13点以下だと勝手に壊れてしまう、Shadowヒーローの専用防具です。
防御力6という数字は圧倒的で、実質手札2枚分の防御カードとして機能します。これを使うことができるのがShadowヒーローの特権と言っても過言ではありません。
残りライフが13点になる前に、相手が強烈な攻撃をしてきた際に使用することで、手札のカードを使わずに防御し、攻撃に転じることができます。ただし、このカードもBlood Debtを持っていることには注意が必要です。
《Scabskin Leathers》&《Gambler's Gloves》
サイコロを振ってアクションポイントを得る装備品と、サイコロを振りなおすことができる装備品です。ギャンブル性はありますが、墓地が溜まってきて複数回のアクションをしたいときに使用します。
また、《Gambler's Gloves》は自分から墓地に送れる装備品なので少しだけ墓地の水増しをすることができます。
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