【初心者向け解説】デッキ紹介 Dorintheaアグロ(Warrior)【Flesh and Blood】【Blitz】
サンプルデッキリスト
デッキの特徴
デッキの評価
Tier1.5(要対策)
デッキタイプ
アグロ
プレイング難易度
易しい
デッキの強み
攻撃と防御のバランスがよく、扱いやすい
(他のデッキと比べて)比較的安価に組める
対戦相手に不自由な二択を押し付けることができる
基本的な動き
《Dorinthea》は武器アタックをヒットさせることで能力を誘発させ、連続攻撃の起点を作るWarriorクラスのヒーローです。
特によく使われる《Dawnblade》という武器は連続攻撃によって真価を発揮する能力を持ち、《Dorinthea》とは相性抜群です。
武器アタックをサポートするWarriorクラス固有のメカニズムとして、「Reprise」という能力があります。Repriseを持つカードは全てWarriorのアタックリアクションカードで、「このチェインリンクで防御側のヒーローが手札のカードで防御している場合、[何らかのボーナスを得る]。」という共通した能力を持っています。
対戦相手に常にRepriseカードによるアタックリアクションを警戒させ、時に過剰な防御を行わせるなどの不自由なプレイを迫ることができる点は《Dorinthea》ならではの強みです。
また、《Dorinthea》デッキには防御性能に優れた装備品が多い点や、採用されているほとんどのアクションカードの防御力が3であることもポイントです。攻撃面だけでなく防御面にも優れており、バランスのよいヒーローと言えます。
よく採用されるアタックカード
《Nourishing Emptiness》
墓地にアタックアクションカードがない場合、2コストで攻撃力6のDominate持ちかつ、ヒット時に知力が+1(ターン終了時のドロー枚数が+1枚)される破格の性能を持ったアタックアクション。
通常のデッキでは運用が難しいカードですが、《Dorinthea》アグロは基本的に武器アタックを利用するためアタックアクションカードを採用する必要がなく、条件を確実に満たすことができるため《Nourishing Emptiness》を1枚だけ採用している形が多いです。
よく採用されるアクションカード
《Warrior's Valor》
武器の攻撃力を高めつつ、アクションポイントの回収も可能なアクションカード。シンプルな能力ながら《Dorinthea》デッキのやりたいことを詰め合わせたような強力なカードです。
《Dorinthea》デッキを使用する場合は、アタックの前にリソースを使い切るのは得策ではありません。たとえば《Warrior's Valor》を使用する際には、以下のようなプレイが基本の動きとなります。
青いカードをピッチして3つのリソースを得る。
リソースを1つ使い、《Warrior's Valor》をプレイする。
リソースを1つ使い、《Dawnblade》でアタックする(このときリソースが1つ浮いている)。
こうした状況では、対戦相手は浮いたリソースからアタックリアクションが飛んでくる可能性を警戒する必要があり、防御がより困難になります。
《Steelblade Supremacy》
武器の攻撃力を上げ、さらにヒット時にカードを引くことができる非常に強力なアクションカードです。この手のカードは「武器アタック」を対象に攻撃力を上げることが多い(攻撃力上昇は1回きり)ですが、《Steelblade Supremacy》はターン中の武器の攻撃力を上げるため、連続攻撃の脅威を一層高めます。
特に強力な使い方は、《Ironsong determination》とのコンボです。《Ironsong determination》の能力もターン終了時まで持続するため、ターン中の《Dawnblade》による攻撃はすべて攻撃力+3、Dominate、ヒット時にドローという驚異的な性能になります。
積極的に狙う価値のあるコンボなので、《Steelblade Supremacy》や《Ironsong determination》を片方のみ引いた場合はアーセナルにセットしておくのもよいでしょう。
《Rout》
武器の攻撃力+3に加え、Repriseによって対戦相手の防御中のカードを手札に戻す能力を持ったアタックリアクションカード。差し引きで+6点程度のダメージを期待できる《Dorinthea》デッキのフィニッシャーです。コストは2コストとこのデッキの中では比較的重めのカードですが、それに見合った突破力があります。
なおルールの話になりますが、《Rout》をプレイしている時点でリアクションステップに移行しておりディフェンドステップは終了しているため、《Rout》によって手札に戻されたカードを再度そのアタックに対する防御カードとして使用することはできません。
《Singing Steelblade》
武器の攻撃力を+1するリアクションカードですが、その真価は攻撃力の上昇ではなく、Repriseによって自分のデッキからアタックリアクションカードを探し、プレイすることができる能力です。序盤から終盤にかけて状況に応じて必要なカードを探すことができます。
ただし、探したアタックリアクションをプレイする際にはそのコストを支払う必要があります。《Dorinthea》は武器での攻撃にもリソースを使うため、リソースには余裕がないことも多く、注意が必要です。
コストが0のアタックリアクションカードである《Glint the Quicksilver》や《Ironsong Response》を探すことが多いですが、リソースに余裕があり、かつリーサル圏内であれば《Rout》を探して一気にライフを削ることもあります。
よく採用される装備品と武器
《Dawnblade》
各ターン2度目のアタックをヒットさせるたびに武器の攻撃力が増していく、《Dorinthea》の代名詞とも言える武器です。
この能力は《Dorinthea》自身の能力とも噛み合っており、いかに《Dawnblade》による攻撃を通していくかが《Dorinthea》デッキの戦略の要となります。
《Courage of Bladehold》
《Dorinthea》アグロにおける最強のチェスト装備。ターン中の《Dawnblade》のアタックのコストを0にすることができる能力を持っており、すべてのリソースをアクションカードに回すことができるようになります。
《Dorinthea》は武器によるアタックを行うたびにコストを支払うことになるためリソース不足に悩まされがちですが、1ターン限りとはいえデッキの弱点を大幅に軽減できます。
さらには攻撃だけでなく防御にも使用でき、ほとんど完璧と言っていい性能です。よほどの理由がない限りチェストの装備は《Courage of Bladehold》を選ぶことになります。
《Refraction Bolters》
武器アタックがヒットした際、一度だけGo againを得ることのできる装備品。《Courage of Bladehold》と同様、対戦相手に大きくプレッシャーをかけたり、リーサル時に活躍してくれる非常に攻撃的な性能を持った1枚です。
また、細かいルールですが《Refraction Bolters》の能力を使用してもコンバットチェーンが閉じられることはありません。相手が装備品で防御を行った場合などに重要となるルールなので、《Dorinthea》を使用するときは覚えておくとよいでしょう。
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