仮想通貨VS法定通貨

仮想通貨が流行るのか?なんて話を聞きます。

投資の話は置いといて、社会インフラとして広まるか?

日本、欧米ではNOだろう。

通貨にはいろいろな役割があるが、資産の保存、決済手段において、

法定通貨より、仮想通貨を使ったほうがよい局面はない。

日本や欧米では間違いなく仮想通貨より法定通貨のほうが圧倒的に信用力があり、レートも安定している。

しかしその逆もありえる。
途上国に海外旅行した方は分かるが、たまにその現地の通貨で払うと嫌がられる事はないだろうか。特に高額な場合。

むしろドルのほうが大歓迎!なんて国がある。

そのような国は、、

自国の法定通貨の信用力が低く、レートも不安定なので、外貨のほうが信用力がある。よって、資産家は外貨で決済、資産保存をする。

また自国の法定通貨で長期ローン(住宅ローン等)を組むこともできない。内戦で国家が不安定な国ではよくある話である。

しかし、AML、CTF等で外国と送金、為替ができなくなったら??

※AML、CTFはググってね。

ここで仮想通貨の登場である。

AMLも、CTFも仮想通貨にはまだ追いついてない。
また税金も法整備も構築段階である。

自国の法定通貨も、外国の法定通貨も使えない場合は仮想通貨を使う。

戦争が起きると金がのレートが上がる。「金はいつでも安定している」というのは有名であり、今回のコロナの件でも金のレートは上がっている。

つまり、コロナや戦争等で情勢不安になると、法定通貨のレートが不安定になり、相対的に「金」に資金が流入する。

しかし、「金」は物質なので、保管したり、他人と授受するのにコストがかかる。

そこで、この「金」の電子版として、仮想通貨へのニーズが出てきたのである。

今後はコロナ、戦争等の情勢不安が起きると仮想通貨のレートが上がる。

日本ではイメージがしずらいが、

外国の場合、自国の法定通貨の信用力に応じて、下記の①~③を使い分ける事になるであろう。

①自国の法定通貨

②外国の法定通貨

③仮想通貨

※補足として、仮想通貨(ビットコイン)が決済に向かないのは

レート、信用力が不安定である事以上に決済スピードに問題がある。

ビットコインはブロックチェーンを使っているため、スピードが遅い。

1日数億の決済取引を捌く事は不可能である。

詳しくは下記を参照。(ファクトフルネスの訳者の方の記事ですね)




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