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Garmin Edge 820J

GPS付きサイクルコンピュータ(サイコン)の話です。

私にとってGPSサイコンは、サイクリングの必需品です。
これがあると、サイクリングの幅が大きく広がります。

今では様々なメーカーがGPSサイコンを出していますが、私が購入したのは定番、Garmin(ガーミン)のEdge820J。当時の最新モデルです。

使い方や製品比較など、ネットを見れば山ほどレビューが出てきます。
詳しくそちらを見て頂くとして、ここでは私なりにどこが良かったのか、どう活用しているかを簡単にご説明したいと思います。

まずはサイコンの基本的な機能。
走行距離やスピード、獲得標高などのデータが記録できます。
走行距離、スピードが分かるだけでもモチベーションが上がります。
メンバーの女性はいつも消費カロリーをチェックしながら走ってますが、それが彼女にとってモチベーションなんでしょうね。
私は距離と標高差ですね。メンバーの体力に合わせてルートを調整しています。

GPSの機能としては、ナビとして利用するのはもちろん、走行後の軌跡を残すために使う、という使い方もできます。
後で見返したり、次回のサイクリングの参考にもできます。
以前投稿した「東京お花見サイクリング」は、前回のルートを元に作っています。

さてナビとしての使い方ですが、Edge820Jの場合は2つの使い方があります。

1つはサイコンに直接、目的地を入力して使う方法。
「今日はここに行こう」「帰るルートを探そう」といった設定を、サイコンに入力して使います。

もう1つの使い方はルートをダウンロードして使う方法。
パソコンで作成したルート、あるいは既成のルートをサイコンにダウンロードして使います。

それぞれにメリット、デメリットがありますので説明していきます。

目的地を設定して使う方法は、車のナビと同じでルートを考えなくて済みます。
とにかく、ナビが示した方向に進めば目的地にちゃんと連れてってくれます。
急に行き先が変わっても、その場でルートを設定し直して対応できます。
またEdge820Jでは、距離を優先したり、自転車道を優先したりする機能がありますので、目的に沿った走り方が選べます。

デメリットとしては「どこを通るか分からない」という事です。
「ちょっと遠回りだけど気持ちの良い道がある」とか「1本隣の通りの方が安全に走れる」といったルートまでは選べません。
どちらかというと、点から点の移動を考えたルート設定だといえます。

一方、ルートをダウンロードして使う方法は、事前にルート作成する事で、前もって距離や高低差、どこを走るかが分かります。
気持ちの良い道路を選んだり、途中で寄れそうな景色の良いスポットをルートに組み込んだり、無用なアップダウンを避けたりする事ができます。
いわばオーダメイドのルート設計ができるという事です。
また、公開されている既存のルートをダウンロードして使う場合は、作成する手間がかかりません。

デメリットは「ルート作成が非常に面倒で時間がかかる」こと。
急に予定が変わった時なども役に立ちません。

既存のルートを使う場合は、面倒なルート作成をする必要はありませんが、予めグーグルマップ等で確認しておかないと「思っていたルートと違う」ということもありえます

私の場合はパソコンでルート作成し、ダウンロードして使っています。
作成には1〜2週間かかりますが、その分、いいルートができ上がります。
失敗もありますけどね(笑)。
なぜそんなに時間がかかるのかは、また改めて。

サイクリングの醍醐味は、「ルートそのものが楽しい」ところにあります。

どんなに快適なサイクリングロードでも、1時間も2時間も景色が変わらなければ飽きてしまいます。
またどんなに目的地が素晴らしくても、交通量の多い幹線道路を延々と走るコースなら車で行った方がマシです。

景色が変化し、様々な彩りを見せてくれるようなサイクリングが理想的です。
そんなコースを作り、走りたいと思っています。

私にとって、その夢を叶えてくれるのが、このEdge820Jです。

とはいえ、全く欠点がない訳ではありません。
「タッチパネルの反応が悪い」
「バッテリーの持ちがイマイチ」
「マップが小さくて全体像が分からない」等々、
まぁそれらの欠点を差し引いても優秀なGPSサイコンですけどね。
新型の830で少しでも改善されている事を望みます。

ルート作りは大変労力のいる作業ですが、私にとっては旅行プランを考えている感覚なんです。
作ったルートがみんなに喜ばれると、モチベーションも上がります。

皆さんも是非、お気に入りのGPSサイコン、手に入れて下さい。

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