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スリムの理由『非運動性熱産生』

 皆さんには、「あの人どうしていつもスリムなんだろう?」と疑問に思う知り合いはいないでしょうか??僕にはいました。以前の同僚なのですが、何か運動をしているのか聞いてみたのですが、全くしていないと言っていました。今回は、運動しなくてもスリムの秘密、非運動性熱産生の解説です!


1.非運動性熱産生⇒NEAT(ニート)と言う!

 まず、今回取り上げた、非運動性熱産生って聞き慣れないし、長いし、言いにくいですからね。英語では、Non-Exercise-Activity Thermogenesisと言うそうですので、その略称はNEAT。日本語ではニートと言われています。


2.ニートとは

 ニートとは、運動以外の活動で消費されるエネルギーのことです。運動以外の活動と言うと、家事や仕事、移動などですかね。僕たちの1日の消費エネルギーは以下の3つに分類され、その割合も大体決まっています。

① 安静時代謝量(基礎代謝量)・・・約60%

② 食事誘発性熱産生・・・約10%

③ 運動 & ニート・・・約30%

①と②は年齢と性別が同じであれば、大きな差にはなりようがありません。③だけが個人差が大きいのです。


3.ニートはバカにできない

エネルギー消費と言う観点で言うと、ニートは全然馬鹿にできるものではありません。ニートが低い人は、1日当たり、運動以外での消費カロリーが100kcal程度で、大きい人は、700kcal程度もあるそうです。その差600kcalです。この差は、運動以外のエネルギー消費ですので、運動する日もしない日も、積み重なります。ニートの大小は、主に仕事内容によるところが大きいようです。600kcalも差がつくのは、車通勤のデスクワーカーか、肉体労働かによるものでしょう。仮に週5日仕事をするとした場合、ニートが小さい人と大きい人の消費エネルギーは、1週間で(600kcal×5日)=3000kcalも違ってきてしまいます。体脂肪は1kgあたり7200kcalなので単純計算で1週間で体脂肪0.4kg分の消費エネルギーの差がついてしまうことになります。1年間で、20kg以上です(@_@)


4.歩こう、歩こう♪

 仕事を変えない限り、ニート100kcalの人がニート700kcalになるのは難しいと思います。ただ、同じような仕事なのに太っていく人とスリムなままの人の違いは何なのでしょう?正直に言うと、その人の生活を食事も含めて全て観察して比べないとわからないことだと思います。ですから、これはただの予想になります。予想ですがおそらく、歩く距離だと思います。歩くことで消費されるエネルギーは、ざっくり言うと30分歩いて100kcalです。なかなかダイエットが進まないと言うあなたは、1日当たりどのくらい歩いていますか?30分と言うとおよそ2kmくらいは歩くことが出来るはずです。ニート100kcalと言うニートが低い人は、1日30分歩く程度の活動しかしていない、と言うことになります。さて、あなたはどうでしょうか?


5.まとめ

① 1日の消費エネルギーのうちで、意識的に増やすことが出来るのは運動とニートによるもの。

② ニートとは、運動以外の身体活動(家事、仕事、移動など)による消費エネルギー。

③ 1日30分歩く程度の活動しかしない場合は、ニートが低い生活となる。

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