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0142:一太郎2021の新機能「出典」はWORDの文献管理に伍することができるか

 昨日「WORDは嫌いだ」と書いた。好きなのは一太郎。DOS版の五太郎くらいから使い続けていて、ATOKを含めて体になじんでいる。逆に言えばMS-IMEの操作方法はよくわからないので、ATOKのインストールされていないPCを触るのはちとストレスが溜まる。

 ただ、一太郎好きの私でもWORDを使わざるを得ない場面がいくつかある。庁内の過去のデータ資産や庁外から送られてくるデータは多くがWORDだ。印刷所の入稿は大抵一太郎に対応してくれるが、デザイン会社はWORDに変換してくれといわれる。雑誌に寄稿する際も一太郎を受け付けてくれることが多いが、問題は論文だ。これはもうほぼ鉄板でWORDのみになる(私の関わりのある範囲ではTeX指定は経験がない)。おそらくその最大の理由は文献管理機能だ。論文は必ず参考文献への言及なり引用なりを含む。WORDは以前から文献データベース機能を持ち、論文誌特有の引用形式にも対応している。ところが一太郎にはこの機能がこれまでなかった。なので、論文の場合は嫌でもWORDを使わざるをえない。

 ところが今回の一太郎2021で、新たに「出典」機能が設けられた。個人的には近年の一太郎バージョンアップで一番うれしい。

 インストールしたばかりなので機能の詳細はまだわかってない。ただ少し触った範囲では、文献管理機能と引用機能のふたつはちゃんと備わっている。これまで実装されなかった理由はわからないが(WORDの特許かと推測)、待望の機能が満を持して登場したのだから、期待も高まろうというものだ。後発ならではの使い勝手があれば助かる。あと論文誌の投稿は結局WORDになるので、WORDにファイル変換する時に文献データもきちんと引き継いでくれるかどうかが、気になるところだ。

 当面引用文献を含む原稿を書く予定はないが、折を見て試してみよう。

■本日摂取したオタク成分
『機甲猟兵メロウリンク』第1話、これまでタイトルは知ってたけど見たことない……と思ったら第1話は覚えがあるな。まあほとんど思い出せないので続きも素で楽しもう。『映画版地獄少女』アニメ版は一応全話観ている。基本的な面白いのだがいじめや虐待など胸糞表現がたまに嫌になる。本作も冒頭胸糞だったので観るのやめようかと思ったものの、見続けていたら面白い。結局最後まで愉しめた。波岡一喜、こういう役はハマるなあ。『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』第3~6話、メロウリンクにしても本作にしても、この時代にリアル戦場ものを描くとやはりベトナム戦争と中東戦争がモデルっぽくなるね。

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