見出し画像

0694:人生初救急車

半世紀を超える我が人生。救急車には、父の死の間際の搬送などで幾度か付き添い同乗したことはあるが、自分自身の病気・怪我で乗ったことはなかった。昨日までは。

今朝5時前に胸部の違和感で目が醒めた。最初はかすかな違和感だったけれど、次第に胸上部全体が締め付けられるような強い痛みになってきた。トイレに行ったり横になったり上半身を起こしたり楽な姿勢を探すが、痛みに変化がない。軽い嘔吐感もありバケツを抱えるが、嘔吐はせず。のどが渇いて1階に下り、お茶を飲む。リビングで寝ている妻が起きた気配があったので、症状を報告。「救急車いる?」いや、そこまでは……分からんけど。脂汗が出てやたら喉が渇く。妻がOS-1を出してきて「これが美味しかったらヤバいよ」とコップに入れてくれる。飲む。美味い。「ヤバイ」再び2階に上がり横になるが、つらくてまた楽な姿勢探索。息が上がる。

これ、狭心症的なアレか? だとすると時間を置かずに病院行った方がいいか。でも自分で運転できる状況じゃない。自分のスマホで階下の妻のスマホに電話、救急車を呼んでもらう。その騒ぎで子供たちも起き出す。

タブレットとスマホと財布だけショルダーバッグに入れて階下で待機。やがて救急隊員六人くらい到着。その頃には痛みはある程度引いていた。検査と並行して問診。「一番痛いのを10としたら、どのくらい痛みましたか?」あー、一番つらい時は7かなあ。今は2です。玄関から布担架で外に運ばれストレッチャーに。救急車がうちの路地に入れなかったようで、外の通りまで運ばれて救急車にイン。妻が同乗。救急車の中ではひたすら横になっていたので、眼に入るのは真上と左壁のみ。まもなく病院に到着。

病院では二度の採血と点滴、心電図。平熱。狭心症が疑われたがその兆候はなく、代わりにガンマと中性脂肪がえらいこと高いことが発覚。昨年は健康診断をさぼったからなあ。こうしてみると公務員時代に強制的に毎年検査を受けていたのって、健康には役立ってたんだな。肝臓の辺りを押さえられて「痛みはありますか?」いや、全然。その頃にはもう胸の痛みも霧消していた。ともあれ来週精密検査の予約を入れて、解放。念の為にとニトログリセリンを投薬される。おー、心臓病にニトロとは子供の頃から漫画とかで知ってたので、ちょっと嬉しい。タクシーで帰宅。

ダイニングにいた三男が「とうちゃん無事だった?」と声をかけてくれる。心配かけたね。次男は「その薬集めたら爆発する?」とあくまで呑気。今日は実家に行かず家で養生することに。午前中はひたすら寝て、午後は自宅でできる家業作業。夕方また少し寝て、夜は試験勉強。熱は微妙に出たり引っ込んだり。

と、いうわけで。人生初救急車はこんな感じ。胸の痛みの原因はさておき、禁酒と食事の節制は必須と妻に命じられる。ですよねー。「あと、とうちゃんの入ってる保険のこと教えといてよ。入院時の給付とか。とうちゃんに意識があればいいけど、意識を失うような事態だとあれこれ困る」ですよねー。家族のことを考えた人生のリスクマネジメント、はじめよう。

--------以下noteの平常日記要素

■本日のやくみん進捗
第1話第22回、3,452字から進まず。

■本日の司法書士試験勉強ラーニングログ
【累積292h08m/合格目安3,000時間まであと2,708時間】
実績141分、動画3本。民法終了。この時点での所感。初心者に分かりやすく解説する「ステップアップ編」、基礎から応用まで試験合格に必要な知識を網羅する「本論編」に比較して、「exceed編」が学習・受験経験者に向けて短時日で再度ツボを押さえた講義(と演習、これは後日)で要点を確認する中級コースだとしみじみ分かった。私は本論編も中途半端にしかこなせなかった奴だけど、そういう人間にもexceed編は有り難い。ただ、新しい講座ということもあって、テキストにちらりほらりと誤記や不十分な記述が観られるみたい(講義で捕捉されている)。これは年数を重ねることでより良い物になっていくのだろう。

■本日摂取したオタク成分
『石子と羽男-そんなコトで訴えます?-』第6話、不動産マター。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?