見出し画像

ここひと月の間に、昔からの知人に立て続けに再会して、とても楽しい時間を過ごした。

5月後半、私は尊敬する先輩のKさんに、ありがたいことに制作場所としてスペースを貸していただき、約2週間を大阪で過ごしていた。

滞在中、昔1年間月1で通っていた、自給自足などの暮らし方のデザインを学ぶ「パーマカルチャー講座」で同期だったTさんとJさんが現在関西在住だったので、連絡を取って再会した。

講座終了して約15年経ち、その間にお互いに様々な時間を過ごしていたが、2人とは将来の展望や問題意識など、日頃感じていることに共通点がとても多かった。会うこともほとんどなく、頻繁に連絡を取り合うこともないけれど、間違いなく私にとって、飾らずに自分自身を表現できる貴重な存在なんだと感じた。とても懐かしくあたたかい気持ちになれた。

東京(の端っこ)に戻って数日後、一昨年偶然再会した高校の同級生が、同じく偶然再会したという当時の部活仲間Yさんと会うというので合流、近所のファミレスでランチをした。Yさんはご結婚され4人のお子様のお母さんになっていた。

こちらは約30年ぶりの再会、おぼろげになってきている当時の記憶を3人で探りながら、それぞれの情報を重ねていくうちに、少しずつ思い出が蘇ってきた。2人とも立派なお母さん、素敵なレディになっていたけれど、中身の真ん中は女子高生のあの頃とおんなじ、話し方や身振り手振りに昔の姿が重なった。

とても楽しい時間だったけれど、独身と既婚ママという立場の違いに、どうしても超えられない、見えない壁みたいなものを感じてしまった。


家に戻って、その後色々考えた。
この壁を超えられる方法はないのか。
思いついたのは、時間の共有と子育ての共有。

独身の私たちがなんらかの形で、子育てやママたちの時間を作るサポートなどができたら、もしかしたらこの壁を超えられるんじゃないかと、何かそんなことをしてみたい、と思った。今はまだ漠然としているけれど、何か面白いことをしてみたいと思った。


そして、先週末、冒頭でも出てきたパーマカルチャー講座の同じく同期の2人GさんとTさんと再会した。2人は講座で出会って結婚、お子様も生まれて、富山に移住し、今、自分たちで古民家を改築して暮らしている。
お家にお邪魔して1泊させていただいた。15年ぶりの再会。

2拠点生活を目指し、田舎暮らしに憧れている私にとって、お家から見える広いガラス窓一面に広がる自然は、なんというか頭でイメージしていた理想の風景だった。自分たちで塗ったという白塗りの壁も、手作りの階段も光のさすキッチンもみんな素敵だった。

そして、子供らしくのびのび育っている小学生のお嬢さんも、魅力的で可愛らしかった。2人とも同じくらい知っている私には、彼女の存在はとても感慨深かった。


みんな元気で嬉しかった。
これから先、それぞれまた違った景色を見た後、また再会したい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?