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割と憂鬱な選曲会議

割引あり

毎日少しずつ、皆さんの役に立ったり、心が豊かにできることを発信していきます(毎日がミソやで)

昨日の続き。
割と出番がないのって2つ理由があると思ってます。
1.比較的歴史が浅い楽器である
2.チューバのやりがいがある曲は他の人が難しい

1.について
昔からあるような楽器の雰囲気出してますが、実は割と新しく、1835年と言われてます(諸説あり)
1835年、ベートーヴェンはもう死んでて、サン=サーンスが生まれた年。もちろんこの後にもオーケストラの重要な作品はいくつも生まれてますが、みんなが授業で聞くモーツァルトやハイドン、バッハなんかは「金管の低音楽器」という存在すら知らなかったということ。

2.については……これは感覚でしかないのですが、プロのオーケストラ奏者の方々はよく「マーラー、楽譜を描いてくれてありがとう」みたいなことをおっしゃることが多いです。気持ちはとてもわかります。わかりますが、他の楽器の人は特に大変らしいんですよ、マーラー。

マーラーっていってもセガAM2研の名作、ファイティングバイパーズのラスボスの弟ではなく(ラスボスと同じ技を使うけど連携が繋がらなかったり、一応キャラ分けはされてた)

そもそも一般的なオケより編成がでかい(合唱や独唱が入る)し、もちろん曲自体の難易度が高いのです。アマチュアだとなかなかやる機会がない。

必ずしも出番の多さとやりがいは比例しませんが、楽譜があったとしても出番が少ないらしいんですよ。みんな10数ページなのに、俺だけペラ1?みたいな。アマチュアで拘束時間長いのに全然吹けない!みたいなのはフラストレーション溜まる一方みたいですね。役に立ってる感覚がないとやめたくもなる。

一応、重要なレパートリー(チャイコとかドボルザークとか)ではしっかりと使われて、まあまあの出番もあります。経験長い人だと「またドボ8?」みたいなこともあるそうです。

今回、やたらと伝聞系なのは実はわたし、長々とチューバやってるけどオーケストラで吹いた経験は4曲しかないんです。しかもそのうち一曲は2箇所もソロがあるムソルグスキー/ラヴェルの「展覧会の絵」。しっかりとやりがいを感じさせていただいたのでした。

というわけでみんながやりがいを持って取り組める組織づくりって難しいよね、というお話。一度チューバ吹きを手放すと今度いつ入団してくれるかわからないので、うまく煽てて出番を作ってあげましょう。

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